ずいぶん前に申し込んでおいた「プラチナSHM」のサンプルディスクに当選したようで、メール便で送られてきました。
反射面に通常のアルミ(一部に金のもあるけど)ではなく、プラチナを使ったためにCDの規格から外れてしまったために「CD」と名乗れなくなってしまったという代物です。
ちなみにSHMは液晶パネル用ポリカーボネート樹脂を使ったものだとか。
まずは通常のCDと見た目を比べてみますと、上の写真のような違いです。
上が通常CD、下がプラチナSHMですけど、そんなに大きな違いはないですね。
もちろん、手持ちのCDプレーヤーでの再生ではあっさり再生可能でした。
CD-Rが再生しづらいようなドライブでなければまず問題なく再生できるのではないかと。
で、次は音のほうですけど、なにしろ同じ楽曲を通常CDで持っていませんし、マスタリングし直された音源も多いので…。
そもそもサンプラーには20曲収録されているんですが、全ての楽曲が90秒でフェードアウトされているんですよねぇ。
それにアナログ録音の音源がほとんどですし、ジャンルもかなり偏っていて正直、面白みがなくてじっくり聴く気分になれません。
良さを伝えたいのであれば、通常CDと2枚組にしてもう少し多彩なジャンルで収録してほしいところです。
それでもあえて音質について評するとすれば、どうもSHM(というよりもプレス品質?)の影響のほうが大きいような印象です。
HQCDなどでもそう感じましたが、素材そのものよりもいかに精度良く丁寧に作ってあるかが重要なのかも。
公式サイトでは平滑さを売りにしていますが、それなら金でも良かったのではないかなぁという気もします。
紙ジャケット仕様やマスタリングへの言及もありますが、もうその辺りになるとプラチナSHMという媒体とは関係ないところになりますからねぇ。
アナログ音源を扱うのであれば素直にSACDやDSD音源のほうが訴求力は強いような気もしますが、あとはもう良質なアルバムを輩出して評価を高めていってほしいところです。