レコード芸術の来月発売号にベルリン・フィルの未発表音源CDなど、音楽CDが2枚付いてくるんだそうで。
付録CD自体はここ最近、同誌も付けていたようですが、「日本のオーケストラを聴く」というシリーズだったんですよね。
今回はウィーン・フィルの来日公演があるからか、特別付録という感じのようで、以下の内容が収録されているんだとか。
・シューマン:交響曲第3番《ライン》(全曲)
フェルディナント・ライトナー指揮〈1953年モノーラル録音。国内初登場〉
・ドヴォルザーク:交響曲第9番《新世界より》(全曲)
オットー・ゲルデス指揮〈1964年ステレオ録音〉
録音がかなり古くて、前者にいたってはモノラルの著作権切れ音源という扱いになりそうですが、レコ芸はオーディオ誌ではないですからね。
また、長さからするとこれならおそらくCD1枚に収まりそうですから、もう一枚は通常運転の「日本のオーケストラを聴く」なのかも。
こちらは今回、関西フィルハーモニー管弦楽団だそうで、こちらも未発表のオリジナル音源で約20分間ほどだそうです。
また、CD以外にもベルリン・フィルの演奏をストリーミングで配信する「ベルリン・フィル デジタル・コンサートホール」の期間限定フリー・チケットも「読者全員プレゼント」されるとのこと。
実はこれ、ソニーがサポートしてるそうですが、これこそハイレゾ展開に最適なコンテンツかも。
今は映像がフルHDというところを主な売りにしてるようですけど、4K2Kも当然考えているでしょうし、音声もぜひDSDやハイレゾを検討して欲しいところです。
可逆圧縮ばかりが注目されがちですが、こういう部分では非可逆圧縮も有効なわけで、AACは96kHzまでは対応のようですから、そういう進化にも期待しています。
ところで紹介しておきながら実は私自身、一度もレコ芸を買ったことはないんです。
大学時代のゼミ(実は音響工学)の先生が大のクラシック好きで、さきほどのモノラル録音のような「名盤」を聴かれてたんですよね。
当時からオーディオ好きだった私としては、そこはちょっと理解できず、私の買う本ではないな、と勝手に思い込んでたフシがあります。
考えてみればStereo誌とは姉妹誌なわけで、これを機に手を出してみようかなぁと思いつつも、まだモノラル録音の呪縛から逃れられていないという状況だったりします。
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2 Responses
9月 28th, 2013 at 9:25 PM
MacBSさん、こんにちは
雑誌「レコード芸術」は大昔、20年間位、買い続けていましたが、ここ数年間は図書館で読んでいます。
さて、11月号、特別付録が付くとのこと、多分、雑誌「ステレオ」が付録を付けた時は結構売れたので、真似をするのでしょうね(と言っても、実際は、レコード芸術が付録サンプラーCDを始めたのですが)。
さて、11月号の付録CDですが、ライトナーはドイツの中堅指揮者だった人で、代表作はケンプ(pf)と共演した「ベートーベン:ピアノ協奏曲全集」と言ったところでしょうか。一方、ゲルデスは本業はレコード・プロデューサーで、ワーグナー:歌劇「タンホイザー」の録音時、なぜか、指揮する人がいなくなってしまったので、彼が指揮して録音したと言う噂がある人ですね。
9月 29th, 2013 at 2:54 PM
matsumoさん、コメントありがとうございます。
付録というとサンプラーみたいに、体験版的な要素が強かったんですけど、最近はそれだけで使えるものが増えましたね。
短期的には嬉しいですけど、長い目で見ると雑誌も製品も厳しくなってしまうような気もしています。
ゲルデスさん、指揮者でありながらレコーディング・プロデューサーというのも面白いですね。
たしかに楽曲の知識があったほうが楽器のバランスなど、良い録音が出来そうな気がします。