ソニー・ミュージックダイレクトがリクエストに応えてアナログレコードを限定生産する「GREAT TRACKS Order Made Vinyl」というのを始めています。
otonanoというサイトの一部コンテンツという位置付けですが、そもそもSSL対応してないんですねぇ…。
リクエスト送信時はSMEに送るようになってるので、そこ自体はSSLで送信されるようですが。
…とついついそこから気になってしまったのですが、otonanoは名前の通り、大人向けの音楽情報サイトという形で、これまでも復刻したLPやCD、SACD化作品などを販売しています。
今回のはもっと少量かつ、かなりマイナーなものも含めてリクエストに応えてリリースする形です。
第1弾の4タイトルも以下のとおり、なかなかにマニアックな品揃えです。
笠井紀美子「バイブレイション」
ソニア・ローザ「東京 イン・ザ・ブルー」
CHOCOLATE LIPS「WEEKEND LOVER」
小池玉緒「鏡の中の十月」
正直、私には良く分からないくらいのタイトルですけれども、中古でプレミアが付いて高騰してしまっているようなものを再発売するというのは良い流れかなとは思います。
お値段は1900円ですので、それなりのお値段にはなってしまいますが、そもそも枚数も少ないでしょうからね。
実際に何枚製造されるのかは不明ですが、予約してからの製造という形で現在どのくらい予約が埋まっているかはサイトで確認できます。
いちばん予約の入っている「鏡の中の十月」で残り77%となっていますので、公表されたばかりとはいえ、なかなか険しい道ではありそうです。
まず気になるのは製造工程が明確になっていない点でしょう。
オリジナルテープから作るのか、はたまたCDなど市販の音源からおこすのかに触れていないのはちょっと食指が動かないかなと。
極端な話、レコードおこしという可能性だってあるわけですからね。
そもそもこういうレア盤コレクターさんはマトリックスや見本盤、帯などにすら拘る方々だと推測できるわけで、そういう方へアピールする部分が弱いように思われます。
逆にこれが100枚限定なのだとすれば、それはそれでレアさが出てくるのですけども、製造枚数を伏せられていますし。
ただ、今後はリクエストで既発売のレコードだけでなく、CD世代の楽曲などもリリースされるでしょうし、そういうもののほうが面白いかもしれませんね。
元がデジタル音源というのはありますが、それはレコードの時代にもあった話ですし。
まぁ他にもマスタリングやカッティング品質、盤質などが当時のレベルに達しているか、といった部分など、解決していかないといけない問題は多そうですけれども、試みとしては非常に面白いのではないかなと思った次第です。
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