ずいぶん前からジャンクコーナーに並んでいたものの、ちょっとお値段が高めだったので見送っていたミノルタのレンジファインダー機「MINOLTA V3」が値下げされていたので、ゲットしてきました。
デザインが現代的に感じていたので、もうちょっと新しいのかと思っていましたが、1960年の製品なんですね。
確かにセレン光電池で、メカニカルなシャッターですから、それを考えれば確かにそのくらいの時期になります。
そのメカニカルなレンズシャッターで、1/3000秒という高速シャッターを実現していて、私も以前から狙っていた、割と珍しいモデルです。
ただし、高速シャッターはちょっとした裏技で実現されていて、実はシャッターは完全には開き切らず、1/3000秒時はF8以上に絞らないといけませんし、1/2000秒でもF4まで絞る必要があります。
それでも当時のメカニカルレンズシャッターで1/1000秒F1.8を使えるというのは、かなりのものだと思います。
当時はそれを活かせるだけの高感度フィルムがあまりなかった気もしますが、今なら結構役立つ場面は多いですよね。
カメラの状態としては鏡胴が少しがたついていたのと、距離計が途中で止まってしまう症状がありました。
鏡胴はバラしてネジを締めなおしたら復活しましたが、ちょっと締めすぎたり、組み具合が悪かったりすると、シャッターが切れなくなったりとなかなか繊細な構造でした。
距離計のほうもバネが弱ってるのかと思いきや、距離計の可動部の起点となるネジが締まりすぎていたようです。
外観は新しい印象もありますが、中を見るとやっぱり年代を感じますね。
以前見たものだと、ミノルタ35にどことなく通じる印象もありました。
ミノルタのカメラはなんとなく好きなので、今後もSuperAとかTC-1、ルポあたりを探してみたいですね。
あと、以前持っていたminolta35、CLEあたりもまた使いたいなぁと思っています。
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2 Responses
7月 26th, 2010 at 9:23 AM
おおーっ!これは素敵な寫眞機をっ!
何気に昔っから狙っているのですが、中々安いのに出会えず(笑)
この時代のコンパクトは、今の目から見るとコンパクトらしからぬ
明るい巨大レンズ搭載機が多くてムフフですからねー。
さらには脅威の1/3000秒!作例を期待しておりますぅぅ!
7月 26th, 2010 at 12:33 PM
Agasさん、コメントありがとうございます。
V2はそこそこ見かけますが、V3になると数が少ないようですね。
銀座の某店に在庫があるみたいですが、すごいお値段でびっくりしました。
1/3000秒を試すのに先日のセンチュリアがちょうど良さそうかも。
開放のほうも夜景で活かせそうですし。
その前に現状、フィルムが残ってる三台ほどを消化しなくちゃいけませんけど。(^^;