先日、松坂屋カメラさんで「研究用」として置いてあったPENTAXの
一眼レフ「Electro Spotmatic」こと、PENTAX ESを買ってきました。
実画像サイズ | 640 x 432 ( 65 kB ) |
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Exif 情報 | |
モデル名 | NIKON D70 |
ISO 感度 / 露出補正値 | 1600 / 0.0 |
露出時間/絞り | 1/25 秒 / F 2.8 |
露出補正値 | 0.0 |
焦点距離 (35mm 換算) | 50.0 mm (75 mm) |
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さすがに研究用というだけあって、結構いろんな不具合がありました。
まずはシャッターが全く切れません。(笑)
これはWebで検索して、幕の巻き上げ軸あたりのギアが固着気味
になってるのが原因というのがわかって、分解清掃したのですが、
それでも完全には治りませんでした。
仕方ないので、無謀にもCRCにて、幕の巻き上げ軸の奥のほうにも
注油してみました。
もちろん少量ですが、これでなんとか復活してくれました。
まぁ、実際はもろもろ端折っていて、結構大変でしたけれど。(^^;
で、お次はレンズのカビです。
これはある程度は分解できたのですが、肝心の前玉部分が
どうしても取れません。
まぁ、前玉なら写りに影響も少なそうですし、そう多くはないので
とりあえずこのままにしておくことにしました。
そして、最後は露出計のずれです。
CdSが劣化してるのか、ISO100で適正にしようとすると、ISO1600に
しないと合いません。
それもちょっと困るので、底蓋を開けたところにある半固定抵抗を
動かしてみることにしました。
1番が露出計のふれに関係するのは、比較的すぐにわかりました。
ほんとに微妙な調整が必要で、他のカメラと見比べながら合わせました。
でも、これだけだと露出計は適正なものの、実際のシャッター速度は
以前のままです。
そこで調整するのが2番の半固定抵抗です。
シャッター速度が直に変わりますから、ここはもう勘ですね。
他のカメラの幕の開き具合や、マニュアルシャッターのスピードと
音や光の通貨具合を見ながら、合わせました。
まぁ、これでとりあえずはISO設定は補正なしで使えるようです。
あとは実写で確認するしかありませんね。
電子化の走りのカメラですが、まだまだ機械的な部分も多いし、
電子回路というより電気回路という風情なので、理解しやすかったし
勉強になりました。
いつもこんなに手間のかかるカメラばかりでは困りものですが、
たまにはこういう修理三昧も楽しいものでした。