MacBSの日常生活的日記

Princeflex

ずいぶん久しぶりな気がしますが、二眼レフカメラの「Princeflex」というのをゲットしてみました。
ジャンク扱いでしたが、革ケースも付いていてひと通り見る限り動作に問題はなさそうで、シャッターにもネバリがありませんでしたから、ゲットしておいた次第です。

見たところは良くある国産の二眼レフではありますが、プリンスフレックスという名前には特別な部分もあって、実は日本初の二眼レフカメラの名前でもあるんですよね。
ただしこの個体はそれではなく、戦後に発売された同名のものです。

フィルム送りのノブにオートマット的なものがなく赤窓式ですから、1953年に発売されたオリジナルモデル(といっても戦前のやつではなくて、あくまでも東洋精機光学から出たものとして)だと思われます。

とりあえずの問題はファインダーを覗いてもぼんやりしてピントが良くわからないというところでして、これはファインダーを外し、中のミラーを清掃したらかなり良くなりました。
スクリーンも清掃しましたけど、当時のはただのすりガラスみたいなものですから、これくらいが限界でしょうね。

レンズはビューレンズもテイクレンズも同じLuminar Anastigmat H.C 80mm F3.5です。
テイクレンズのほうはカビも結構出てましたが、前玉を外して清掃したらかなりマシになりましたが、カビ跡はまだ残ってるかな。
最悪上下入れ替えることも可能ですけど、鏡胴部分の構造が微妙に違うんですよね。
そもそも今から中版フィルムを入れて撮るのか?と言われたら正直答えに窮するんですけど、久しぶりのカメラの感触はなかなか良いものがあります。

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