• 132月

    SONYのミラーレス一眼カメラ「α7 II」こと、ILCE-7M2を追加してみました。

    α7をだいぶ前に入手したものの、純正のFEレンズを一向に入手しなくて冬眠状態でしたが、最近になってリビングと仕事部屋でのブツ撮りを別のカメラにしてみたら使用頻度がぐんと向上しました。
    オリンパスのE-M5 MarkIIを入手したこともあって手ぶれ補正があったらさらに活躍するだろうなぁとα7 IIも入手したというわけです。
    発売からもうずいぶん経ったのでようやくお値段も落ち着いてきたというのもありますし。

    お値段はフリマ系のほうが若干安いですが、カメラはどうも当たり外れが激しい気がしたので安定感のあったマップカメラで。
    メンテナンスもされているそうですけど、状態は思ったよりは若干良くなかったかな。
    キタムラのほうが見た感じとしては状態がきれいだったかも。

    シャッター回数は67544回でそこそこ多めです。
    この機種で多い液晶ディスプレイのコーディング剥がれは液晶部分を交換してあったのでそこはやっぱり安心です。
    シャッター周りも多少部品交換してありました。
    なお、ファームウェアは4.01で最新になっていました。

    α7よりは若干重くなっていますが、やはり手ぶれ補正があるとずいぶん安心感があります。
    撮像素子はあまり差がないので画素数が増えるわけではないですけど、むしろこのくらいのほうが手軽に取り扱えてサクッと現像もしやすいです。
    FEレンズがないのは相変わらずですがLA-EA4があるのでミノルタ時代のAFレンズは使えますからね。
    LA-EA4でのAF速度はマクロ領域が多いこともあってか、そんなに速くはなく迷うことも結構ありますけど。

    なにより最大の課題は被写体なのも変わらずです。
    春になれば多少は撮るものも増えてくるでしょうし、以前たくさん入手してあるマウントアダプタで改めて遊んでみるのも良いかもしれないなぁと思っているところです。
    さて実際の持ち出す頻度が増えるのはα7IIか、E-M1 Mark IIか、それともこれまでどおりのNikon D810になるか、自分でも分からないですが楽しみです。

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    Filed under: DigitalPhoto
    2024/02/13 12:00 pm | SONY α7 II はコメントを受け付けていません
  • 112月

    CSEのEMIノイズチェッカー「MODEL 93-94」というのを見つけたので入手してみました。

    EMIというとgreenwaveなど電源コンセントにつないで電源ノイズを測るものが多いですけど、こちらは空中(?)のEMIノイズを計測するタイプのもののようです。
    1990年代の発売らしくほとんど情報がなかったですし、電源が入らない状態だったようですがおそらくその頃なら中に006Pでも入ってるんだろうと推測しての購入でしたが、バッチリその通りでした。

    スピーカーがあってノイズ量を音の大きさで示す感じはAMラジオでもできそうな気もしますけど、先端のプラスチック部分を近づけた時だけ反応が大きくなるので、「この機材からノイズが出てる」というだけでなく「この部分からノイズが出てる」というところまで調べられるのがメリットでしょうか。
    捉える周波数帯などは全くもって不明ですけどね。
    ちなみに本体を縦に持った状態で右横のスイッチが電源ボタンで押してる間だけというタイプではなく、プッシュすることでオン・オフになる電源スイッチになっています。

    早速適当にいろんな機材に近づけてノイズを測ってみると、うちの機材の中ではBROTHERのプリンタ(左側前方)がノイズ多めでした。
    それ以外だとやっぱりUSB-ACアダプタがガーガーで、やっぱりなぁという感じがします。
    パソコン系機材はさほどでもなく、Wi-Fiルータでもそんなに音がしないですし、Mac Studioもそう反応しませんが、これは単純にこのノイズチェッカーがそこまでの高周波に対応していないだけかもしれません。

    思ったより少ないほうだと、DELAのNASは比較的少なく、ディスプレイ部分が多少反応する程度でした。
    Mark Levinson No.360LやGUSTARD U16もディスプレイ部分が多めなのは、ディスプレイ自体がノイズを出しているというよりそこだけケースによるシールドが手薄になるからかもしれません。
    あとはAUNE XC1のACアダプタがやっぱり多いですね。

    だからといって電源を入れないとか外してしまうのは難しいところがありますけど、電源ノイズとは違って距離を離せばノイズの影響はかなり抑えられるはずですので、デジタル機器とレコード周りは距離を離すとか、ACアダプタやNAS、パソコン類はやっぱりオーディオとは物理的に距離を置くといった対処のための判断材料くらいにはなってくれそうです。
    今から入手するのは大変困難だと思いますので、気になる方は電池式のAMラジオで擬似的に試してみると良いかなと思います。(こっちも放送自体は終わってしまいそうですけど。)

    Filed under: Audio
    2024/02/11 12:00 pm | CSE EMI NOISE CHECKER はコメントを受け付けていません
  • 102月

    Solisのコーヒーグラインダー「Scala Plus」ことSK1661を入手してみました。

    これまではデロンギのKG79Jを使っていましたが、どちらかというとエスプレッソ向きでメタルフィルタでいれるにはちょっと細挽きすぎました。
    プジョーの手動ミルもありますけど、それだとなかなか時間的、気分的な余裕がないとできないですからね。
    最初は定番のカリタあたりを考えていましたがソリスのが評判が良さそうなのでこちらをチョイスしました。

    評判の理由のひとつは低速回転だというところのようで、たしかに他の電動ミルは速いものが多いです。
    もちろん遅いといっても手動に比べれば全然速いですし、刃が大きめなので速度のわりには分量的にはさほど遅いということはありません。

    刃は金属製なものの、かなり凝った作りでこだわっているみたいです。
    硬化ステンレス刃を持つダブルギアコーン式挽き刃とのこと。
    挽き方も当然調整可能で、コーヒー豆を入れる部分のねじ込み具合を横の目盛りで見て調整できます。

    おおまかに1〜4が極細挽きでエスプレッソ用、5〜10が水出しコーヒー用の細挽き、11〜15が一般的な中細挽き、16〜21がサイフォンやネルドリップなどを対象とした中挽きから粗挽きなので、メタルフィルタはこれに該当するでしょう。
    まずは17〜18くらいが試してみてますが、コーヒー豆によっても適切な数値は変わってくる感じがして、クレオパトラだと18くらいが良さそうです。
    モカマタリは17だとやや風味が出てこなくて粗すぎる感じになるので、そもそもメタルフィルタよりもペーパーフィルター向きかも。

    横のタイマーで実質的にひく分量も設定できますし、低速回転のおかげで動作音もその分静かめなのも良いですね。
    香りもしっかり出やすいように感じます。
    De’Longhiはうす式でまた違った良さもあるので、こっちはリビングに置いてエスプレッソ用にしようかなぁなんて考えているところですが、エスプレッソはエスプレッソでまた比較してみようと思います。
    もちろん焙煎方法とか他にも要素がいっぱいありますが、まあほどほどにリラックスのためのコーヒータイムになればいちばんですね。

    Filed under: Electronics
    2024/02/10 2:00 pm | Solis Scala Plus はコメントを受け付けていません
  • 052月

    aune audioのクロックジェネレータ「XC1」を導入してみました。

    個人的にはずっと外部クロックには懐疑的で、そこまで重要ならば内蔵クロックを高精度化すべきなんじゃないかとか、BNCケーブルで長く引っ張れば10MHzの波形も崩れそう…なんて思っていたのですが、何事も試してみないことには分からないですからね。
    そうは言ってもDACよりも高価なクロックを試すのも気が引けますし、お手頃なこのモデルは以前から気になっていたものの、在庫がない状態が長く続いていました。
    ようやく一部の店舗で在庫復活したので入手した次第です。

    ちなみに付属のBNCケーブルはかなり短いので、一応予備を買っておいて良かったです。
    ただ予備のものだとXC1側はちょっと嵌合が緩めで、ちゃんと50ΩのBNCプラグを使ってあるのか若干の不安はあります。
    逆に接続先のGUSTARD U16のほうは同じBNCプラグでもかなり硬いので、どっちが正しいのか良くわかりませんが。

    数時間ほどウォームアップしてから、GUSTARD U16の側で外部クロック使用(OSC:EXT)に切り替えてみます。
    変化量は正直そこまで多くはないですが、場の空気感が多少出たようです。

    なおXC1は正弦波と矩形波を出力できて、DC入力側2つが正弦波になっています。
    まずはこちらで試していくことにして数日電源を入れたままにしておきました。
    寒い日が続いていたのもあってか数日経ってからのほうが透明感が増してきました。
    情報量が増える感もありますが、別にうるさくなることはなく、あえて言えばやや寒色寄りにはなったくらいでしょうか。

    ピアノのペダルの音がリアルだったり、リバーブも明瞭に分かるようになったりして、オンマイクのほうが差が分かりやすい感じです。
    あと、コンプが掛かった音源が割れにくくなったような印象もありますので現代的なシステムと相性は良さそうです。
    ジャズは幾分クールになって、ベースの歯切れが良くなりました。
    全体的に音が前に出る傾向で抜けやキレは良い方向に変化したといえるでしょう。
    GUSTARD U16の前段はDELAのNASですけど、全体としてはいわゆる「パソコンくささ」といったような感覚が減ったように感じ取れました。

    ちなみにGUSTARD U16でクロックを内蔵と逐次切り替えて聴いてみても、確かに違いがあって思ったよりも違うなと。
    なんと言いますか、左右のタイミングというか位相が揃ったような感覚を受けます。

    そこからしばらくして矩形波に変更してみました。
    こちらは中域からちょっと上の帯域が強めになって、若干輪郭が強調されるような雰囲気がします。
    楽器の存在感は掴みやすいですが、自然さでは正弦波のほうが良い印象を今の環境では感じたので、正弦波にすぐ戻してしまいました。
    正弦波のほうがBNCケーブル等の影響を受けにくいらしいので、そのあたりも影響しているのかもしれません。
    正弦波に戻すとやっぱりこちらのほうが空気感の再現性が高い感じで、中間階調が引き出されてくる感覚があります。

    BNCケーブルもそうですが、ACアダプタも強化ポイントなのでしょう。
    MEAN WELLのスイッチング電源はそこそこ定評があるものだと思いますが、リニア電源にするともうちょっと伸びしろはあるかもしれません。
    いずれにせよ、クロックにコストを掛けるのが正解なのか、DDCやDAC重視にすべきかは難しい問題ではありますが、予想よりは効果があったのかなと感じているところです。

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    Filed under: Audio
    2024/02/05 1:30 pm | aune audio XC1 はコメントを受け付けていません
  • 012月

    先日のHIFIMAN Editon Xのイヤーパッド交換が期待以上に良い方向だったので、SENNHEISER HD800のイヤーパッドも交換してみました。

    HD800は音質や快適さに定評がありますが、正直、イヤーパッドとヘッドバンドについては消耗品で痛みやすいと言われています。
    約3年半ほど使っていましたが最近イヤーパッドがぺったんこになってきているなぁとは思っていました。

    今回もイヤーパッドは純正品ではなく互換品をチョイスしました。
    純正品は高価な上に入手性まで悪いので…。

    イヤーパッドの取り外し、取り付けは意外とコツが要ります。
    特に取り付けは思った以上にうまくいかず、縁の部分がややはみ出し気味になってしまいました。
    そのあたりはやはり互換品の精度や品質による部分もあるのでしょう。

    それでもなんとか取り付けるとここまでぺったんこにヘタっていたんだなぁと思い知らされます。
    装着した際の快適さに関しては、新しいイヤーパッドの方が圧迫感が少なくて良いです。
    古い純正のイヤーパッドの時は耳がヘッドホン本体に当たってしまうような感じすらありましたが、交換後は厚みがあって柔らかいので快適です。
    音質に関しては特に悪くなったという印象はなく、低音が少し強調されて聴こえるバランスになったような気はします。
    高音もクリアで伸びやかですし中域は少し控えめですが、それは元々のHD800の特徴でしょう。

    ただ不思議なことに新しいイヤーパッドを付けた後もHIFIMANとは違って、なぜかHD800を使う頻度は増えていません。
    理由はよく分からないのですが、手持ちの他のヘッドホンやイヤホンの性能が向上したのもあるでしょう。
    出番としてはHIFIMANやUnique Melodyのほうが断然多いです。
    一因としては使っているアンプ側の機材の影響をHD800のほうが受けやすく、イヤーパッドによる改善の幅が相対的に小さいからかもしれません。

    というわけで、HD800のイヤーパッド交換は予想と反してHIFIMANほどの効果は得られなかった感はあります。
    ただなにしろ傷んでいましたのでもう交換が必須な状態ではあったと言えるでしょう。
    上流の強化や使う場所などはまたゆっくり考えるとして、ひとまず廉価に見た目が改善できただけでも良かったかなと思います。

    Filed under: Audio
    2024/02/01 12:00 pm | SENNHEISER HD800のイヤーパッド交換 はコメントを受け付けていません
  • 311月

    ずいぶん傷んでしまっていたHIFIMAN Edition Xのイヤーパッドを互換品を調達して交換してみました。

    他の塗装なども剥がれていたのでHIFIMAN ANANDAを入手したわけですが、正直、イヤーパッド交換の効果は想像以上でした。
    以前使っていたイヤーパッドは内壁部分の合成皮革が剥がれてしまっていたので、音質に悪影響を与えていたのだと思います。

    Edition XのイヤーパッドはANANDAとは違ってイヤーパッド側にユニット保護用の網が付いているタイプで、いろいろ出ている互換パッドでも網有りと網無しが混在しているので間違えないように注意が必要です。
    今回入手したものは厚みも現行のものに近く、前方傾斜もそこそこしっかり付いています。
    交換のおかげで音がギュッと凝縮されつつ外からの回り込みも減り、音がやや散らばり気味だったのが改善されました。
    音漏れ自体は特に変わらなかったのですが、音の世界に包まれた感じが強くなったようです。

    前述のようにANANDAも持っているので比較してみましたが、音質的にはANANDAのほうが若干自然で詳細な音色や質感が出ているように感じられます。
    特にハープシコードやオーケストラなどでは重量感や空気感が良く表現できています。
    ただイヤーパッドを交換したEdition Xは空間的な広がりや楽しさが圧倒的で、これはおそらくヘッドホン外側のメッシュの厚さが異なることが大きいのだと思います。

    イヤーパッド交換前はEdition Xのほうは低域が抜けてしまうような感覚がありましたが、交換後は平面型の良さを存分に味わえています。
    ちなみに能率は聴感上だとANANDAのほうが若干低めで、HP-A8のボリュームで4dBくらい差があります。
    Editon X V2しか情報が見当たらなかったですが、インピーダンスにも差がある(ANANDAが16Ω、Editon X V2が25Ω)ものの、感度で10dBくらいの差があるので順当なところでしょう。

    それにしてもイヤーパッド交換によって音質や印象が大きく変わるのは想像以上でした。
    Edition Xはだいぶ古いモデルで現行モデルはずいぶん進化しているだろうと思っていましたが、なかなかどうしてまだまだEdition Xも一線で活躍してくれそうです。
    Edition XはリビングでMac miniで、ANANDAはMac Studioでと使い分けていますがどちらも素晴らしいヘッドホンですし、まだまだ頑張ってもらおうと思います。
    ANANDAのほうも多少痛みが出ているので早めに交換してみるのも良いのかもしれません。

    Filed under: Audio
    2024/01/31 12:00 pm | HIFIMAN Edition Xのイヤーパッド交換 はコメントを受け付けていません