• 1611月

    YAMAHAのパワーアンプ「B-4」を入手しました。

    単純にお安くなってたからというのが主な理由ですけど、KRELL KSA-100がなにかおかしくなっていてAccuphase P-550をピンチヒッターにしていたのでA級がちょっと恋しくなったのもあるのでしょう。
    B-4は1978年発売とかなりの年代物ですが、当時流行っていたA級とB級の切替えができるモデルで、A級で30W+30W、B級で120W+120Wという仕様です。

    なにぶん古い機種ですから安全のため、最初のテストにはKLHを引っ張り出していてつないでみましたが、それでも十分なほど分厚いサウンドを聴かせてくれました。
    B級のほうも確認しましたが、少しだけクール寄りになりますがコレでも十分立派なサウンドですし、通常利用はB級で使っています。
    消費電力が330Wですし、発熱自体はA級でもさほどではないですけど、ファンがあるわけではないので寿命はやっぱり縮めてしまうことになりますからね。

    清掃がてら内部をチェックしましたが、いくら50年弱前のモデルとはいえ、138,000円だったというのは安いなと感じます。
    現状の実売価格も安いですけど、リレーが不調のものが多そうでうちのも快調とはいえないので保証期間が切れたらメンテしようかな。
    左右独立電源のおかげか、セパレーションが良いのも印象的で、ほぼツインモノという感じです。
    ステレオアンプにしておきつつ、電源トランスから別というのは結構珍しいかも。
    ただむやみにセパレーションの良さを強調しすぎず中抜けしなくて前後左右に広い音場が好印象です。
    低域が厚めで、いわゆるヤマハサウンドというよりだいぶ濃いめの音のような感じがします。

    スピーカー端子が小さいのでバナナプラグはもちろんのこと、Yラグも大きいとプラグ部分がシャシーと接触しそう(このアンプはシャシーにアースが落とされてないらしい)ですから、テスト用につないだACOUSTIC REVIVEのSPC-AVのままにしてあります。
    スピーカーは久しぶりにB&W Matrix 802 Series 2をこのB-4で鳴らし、P-550のほうはこれまでどおりROKSANを接続する形にしています。
    B&Wでも結構熱めのサウンドに仕立ててくれますし、これはなかなか掘り出し物だったかな。

    DCオフセットくらいは軽く調整しておきましたが、長期的に使うのであればリレーやスピーカー端子交換等のメンテは必須でしょう。
    KRELL KSA-100もそのままにしておくのはもったいないので、どちらもメンテナンスしなくちゃですね。
    やってくれるところを探すのも重いのを梱包して発送するのも大変なのでちょっと躊躇していますが、B-4のほうは21kgなのでそういう心配があまりないのもありがたいところです。

    ★YAMAHA ヤマハ B-3 パワーアンプ★
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    2024/11/16 12:00 pm | YAMAHA B-4 はコメントを受け付けていません
  • 1211月

    t-linkのカメラ付きスマートドアホンキット「Tapo D210」を導入しました。

    最近「近所で工事するので…」とか「屋根の釘が抜けてますよ」といった下見っぽい人がそこそこウロウロしているので防犯も兼ねてカメラ付きのものを物色していて新製品のこちらを見つけました。
    荷物受け取りで置き配もイヤだけど、ずっと待機状態というのも困るから、というのもありますけどね。

    元々は門柱にPanasonic(実際はNational)の会話できるやつが付いてますが、どこかで配線or室内側ユニットなりが壊れているらしく引っ越してきた当初からちゃんと動きませんでした。
    それでREVEXのリモートチャイムを導入したのが8年半くらい前で、これも十分便利ではありましたが通話はできず屋内側はわりと早く電池が切れる(5V ACアダプタを用意すればそれでも対応可)ので、上記の防犯も兼ねてそろそろ置き換え時期かなと。

    上位モデルの「Tapo D230S1」ともそこまで価格差がないので迷いましたが、若干のカメラ解像度は違うものの基本的な機能は同じです。
    D230S1は有線LAN対応のハブとカメラがSub-1Gの868MHzでつながり、ハブからルータ経由でスマホ等にWi-Fiでつながる形ですので、カメラとスマートチャイム双方がWi-Fi接続するD210のほうがシンプルで良いかなと。

    スマートチャイムは写真だと電源が何を使うのか不明だったのですが、直接ACに挿すACアダプタ的な形状で写真で見るよりちょっと大きめです。
    あくまでチャイムでこれとカメラで通話はできないので、そこはサクッと応対ができないのはもったいないかも。

    壁への取り付けはリモートチャイムと大差はなく、ネジ2本あるいは両面テープで固定する形です。
    ネジがちょっと長すぎるようにも思えましたが、取り付けベースごと持っていかれると盗難アラームも鳴らないのでしっかり固定しろということでしょう。

    設営自体はそこまでややこしくはなく、スマホアプリの指示に従ってステップを踏んでいけば大きな問題はありません。
    TP-Link IDを取得してアクティベートする必要がありますが、そのメールが迷惑メールに振り分けられていたことと、Wi-Fiは2.4GHz帯のWPA/WPA2しか接続できないのが注意点なくらいでしょうか。
    WPA2についてはその後、ちょっと苦労するんですけどね。

    ファームウェア更新もスマホアプリ経由でやってきて1.0.12にしておきました。
    動き検知は人物検知のみみたいな記載もありますが、ちゃんと動体検知、車やペット検知も選べます。
    他のtp-link製品も含めて同じアプリで一元管理できるのも良いですね。
    ただ、録画された動画のダウンロードに失敗することが多かったり、電波強度が弱いと録画された動画の閲覧にちょっと待たされる(そもそも今のカメラ表示を経由しないと録画閲覧に行けない導線なのも)のはやや難点ではあります。

    2.4GHz帯なのでそこそこ平気かなと思ったのですが、玄関の外側(当たり前)に設置するのでやはり思ったよりも電波強度が弱めでした。
    大元のWi-FiルータからだとRSSIで-70前後で雨が降ると繋がらなかったりでした。
    そこで以前使っていたルータを引っ張り出してきて、中継器として玄関に設置してみましたがなぜか大元のルータのほうにつながってしまう現象に悩まされました。
    リセットして最初からセットアップすると途中でWi-Fi強度を確認する画面が出てくるのですが、そこではちゃんと中継器を指して十分な強度になってるのに設定を済ますとやっぱり大元に繋がります。

    結果としては中継器側がおそらくWPA3(大元はWPA2にしてある)になっていたようで、別のアクセスポイント名にして明示的にWPA2で中継器のみにつながる形としました。
    これならRSSIは-42くらいでバリバリ入ります。
    そもそもWPA3には対応してほしい気もしますけど、そこはちゃんと仕様にも明記されているので仕方ないですね。

    使い勝手としてはこれまでのリモートチャイムとそんなに違わないというのが正直なところです。
    「ピンポーン」と鳴ったらスマートフォンでわざわざ応答するより早く玄関に行ったほうが…と思ってしまうのもあるでしょう。
    そもそもドアホンが押される前に車の音に反応して動き始めちゃうというクセが抜けないのもあります。
    また人物検知は当たり前ながら住民にも反応するので、郵便物を取りに行くとか、車で出かける時も通知が来てしまいます。
    そこはセキュリティがちゃんと動いてるなという安心感と引き換えで考えるしかないでしょう。

    影が揺れたりして朝方に誤検知したりといったこともごく稀にありますが、頻度としてはかなり少ないです。
    画面中の検知領域を指定できたりもするので、あまりにも多い場合はそれで除外することもできるはずです。(うちでは全領域検知で問題ありません。)

    バッテリーはチャイム下側のUSB-Cで充電できるので、昼前にモバイルバッテリーで補充するようにしています。
    ベースから外すのにはSIMカード取り出しよりちょっと太めのピンを差し込む必要がありますし、盗難アラームをオフにしたりする必要もあるので、このやり方が面倒が少ないかなと。
    最初の頃はWi-Fiが弱かったり試行錯誤もあって1日に数%バッテリーが減って(その際はバッテリーの減りが早い旨の通知もちゃんと来る)いましたが、設置から15日ほどで84%です。
    ちょっと多めの来客や外出でも1日で1%減らないくらいなので、カタログスペックの180日間は多少長めとしても100日くらいは十分動作すると思われます。

    あとは温度変化や雨の降り込みなどでどのくらい耐久性があるかですが、むしろSDカードのほうが先に音を上げるくらいでしょうか。
    セキュリティの観点では他のカメラや温度計、センサーなども追加してみても良いかなと思ってますけど、そっちは電源が別途必要だったりハブが必要だったりするのでひとまずドアホンで様子見してみる予定です。

    Filed under: Electronics
    2024/11/12 3:00 pm | TAPO D210 はコメントを受け付けていません
  • 1111月

    EFFECT AUDIOの2pinケーブル「Eros Hybrid」を入手しました。

    もう装着済みで写真撮ってますが、HIFIMAN RE2000 silverで使ってみようかなと。
    このイヤホンは若干装着感が悪くなりやすいので取り回しの良いケーブルのほうが合うかなという推測です。
    銀泉と銅線のハイブリッドで細めの左右各2芯なので、装着感や取り回しは非常に良いです。

    低音がちょっと軽い印象はありますが、そもそもRE2000 silverがそういう傾向なので本来の特色を良く引き出してくれる感じです。
    銀線で思い浮かべるようなキツさはほとんどなく、フワッとした空間もあるような仕上がりはEFFECT AUDIOらしいです。
    ちなみにRE2000 silverは若干前傾気味に装着すると安定して、コレはそもそもイヤホン側の課題なのですが、Eros Hybridはケーブルがさほど太くないので装着の加減がしやすくズレにくいので当初の目的は果たしてくれています。

    2.5mmがちょっと古い感じはありますが、ここが金メッキなのも音のバランスには良いのかも。
    同じ銀線と銅線のGrandiosoともまた違ったゆったりさがありますし、しばらくこの組み合わせで使ってみようと思います。

    Filed under: Audio
    2024/11/11 11:11 am | EFFECT AUDIO Eros Hybrid はコメントを受け付けていません
  • 0911月

    SONYのヘッドシェル「SH-160」を入手しました。

    1975年頃に7500円もした高級シェルで、カーボンクラッドの上に薄いアルミを被せた構造になっています。
    指掛けはカートリッジとシェルの間に挟み込む構造で、コレ自体はアルミだと思われます。

    以前からカーボンのシェルはお値段にかかわらず好みな印象を持っていましたが、今回のSH-160もかなり良いです。
    高域がかさつかないですし、全体に歪みが減る印象なのは静電気を逃がしてくれるからなのか、素材の音が出音に乗りづらいからでしょうか。
    SONY XL-55に装着して当時の組み合わせにしてみましたが、たしかによりSONYらしい実直さみたいなものは強まる傾向ではあります。

    重さは12.5gでやや重めもXL-55でも使いやすい範囲の重量です。
    リード線にはPC-TripleC/EXを使っているので鮮度の点でも非常にグレードアップした感があります。

    不思議とヘッドシェルの素材はカンチレバーのそれと類似した印象を持っています。
    XL-55も複合構造ながら芯の部分はカーボンクラッドですし、ZYX Ultimate 100にも似た雰囲気は感じます。
    SH-160はちょっとプレミア価格気味ですけど、SH-165ならまだ弾数がある分、入手しやすいかもしれません。

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    Filed under: Audio
    2024/11/09 12:00 pm | SONY SH-160 はコメントを受け付けていません
  • 2410月

    EFFECT AUDIOのイヤフォン用ケーブル「Ares S」の2本目を入手しました。

    今回も同じ4.4mmで初代Maverickで使うことにします。
    当然ながら1本目と大きく違う部分はないですが、今回のほうがやや穏やかさがあり、男性ボーカルくらいの中域やや低めに厚みがある感じもします。
    これまでは同社のGrandiosoを使っていましたがAres Sのほうが鮮度が明らかに上というほどではないですけど、Ares Sらしく空間や雰囲気再現の能力は高い印象です。
    あまり肩肘張らずに自然体なのは初代Maverickだからというものあるのでしょう。

    ちなみに1本目は今回を機にMMCXにしてMacbeth Tiに装着しました。
    こっちも厚みのある音になってMacbeth Tiらしいさを強めたようです。
    取り回しもAres II+ほど太くて硬いわけではないものの、MMCXのほうが回転する分、良くなります。
    できればqdcコネクタのConXも出てほしいですけど、2pinでも向きを合わすのが難しいくらいなので厳しいかな。

    ケーブルもだいぶ増えてきたのでそろそろ必要な数揃ったかなという気もしますが、もう一本、後日紹介しようかなと思ってます。

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    2024/10/24 12:00 pm | EFFECT AUDIO Ares S、2本目 はコメントを受け付けていません
  • 1810月

    qdcのイヤホン「TrES」を追加してみました。

    わが家のqdcイヤホンとしては以下のように6本目となりますが、4BA+1DD構成というところに惹かれてしまいました。

    SUPERIOR(1DD)
    NEPTUNE(1BA)
    Dmagic Solo(1DD)
    3SH SE(3BA)
    TrES(4BA+1DD)
    8SH(8BA)

    Fusionをベースにした日本のみ発売の150台限定モデルだったかと。
    周波数特性を見ると3SH SEに類似した雰囲気ですが、音の感じは非常にざっくりいうと「ものすごく音を良くしたDmagic Solo」みたいな感じです。
    口径の大きなウーファー的なサウンドでゆったりした雰囲気があり自然な音色なのでのんびり聴きやすいリスニング寄りのイヤホンです。

    純正ケーブルは銀メッキの3.5mmケーブルですが、やや外被がべたつきやすい傾向はあるものの、アンバランスでもとてもセパレーションが良く感じて、そのわりに中抜けは少ないのが最初聴いてみて印象的でした。
    TrESは金属製の音導管で意外と細めな感じなので柔らかめのシリコン系イヤーピースだと耳に残りやすいので、ここもとりあえず純正のままで聴いていきました。

    後ろ側と上向きに空気抜きがあるためか、カナルっぽさがだいぶ軽減される感があります。
    かといってバスレフ的にはならず、スピーカーでいえば後面開放風味になる感じでしょうか。
    音が耳の前から後ろのほうに流れていくような感覚が若干得られているようですが、さすがにスピーカーほどでは全くないし、開放型ヘッドホンのそれとも違いますが、カナルの閉塞感が苦手な方には良い傾向かも。
    特にこの傾向は純正イヤーピースの場合に良好に作用するように感じられました。

    ジャンルとしてはジャズが合う印象がするのはダイナミックユニット搭載でベースの弾む感じが出るからでしょうか。
    逆に音圧高いのは歪むのが鮮明に分かることもあって、若干苦手な傾向です。

    ケーブルはまずバランス化でどうなるかをチェックしたかったので、Luminoxにしてみました。
    DAP側の駆動力のおかげでパワフルで素直になったものの、面白みがなくなったのですぐに戻しました。
    純正3.5mmのほうが広がりがあるのは不思議なものです。

    次にSOLO 3in1 Cableにしてみると、こちらもDAPの駆動力が上がる分、力強さが出ます。
    銀メッキの色合いがより強くなるからか、若干高域は華やかになりますが、こちらのほうが全体としては良好です。
    ケーブル自体の質だけ考えるなら、オリジナルのほうが若干良いかもしれませんけど。
    駆動するアンプによっては純正のままのほうが良いケースもありそうだなと思いつつ、何度か行ったり来たりして最終的にFIIO M15で使う頻度を考えてSOLO 3in1 Cableの4.4mmで使うことにしました。
    ちなみに10SEのケーブルにもしてみたのですが、それだと低域側が柔らかく上はややシャリつくので不向きな印象でしたので、純銅が向いてるのかも。
    qdcは2pin(やKZ/TRN系)を使わないとするとケーブルの選択肢が少なめなのが難点ですね。

    イヤーピースもいろいろ試しましたが、結果から言うと純正のまま運用してます。
    ACOUSTUNE AEX70やSpinFit W1は外れて耳に残るので速攻でやめました。
    Unique Melodyのpetalは外れませんが、ちょっと高域はシャリついて鮮明な感じにはなるものの、空間が狭くなります。
    SpinFit OMNIも抜けないのですけど、これもやや内側に寄る感じの定位になって低域が分厚くなります。
    音の純度という点ではたしかにOMNIが高いので悩むところではあるんですけどね。
    純正イヤーピースは若干音の鮮鋭度という点では緩めになってしまいますが、やはり空間の広がりを優先したくなります。

    他のイヤホンとの比較もやってみました。
    わりとユニット構成が近いはずの初代Maverickとの比較では、Maverickが普通にイヤホンで音楽を聴いている感覚だとすると、TrESは生演奏をイヤモニで聴いてるような生っぽさがあります。
    単純にリスニング寄りのチューニングだと言ってしまうこともできるのでしょうけどね。
    特に女性ボーカルの説得力が高く、艶やかというのもありますがが表現が細やかで濃厚に感じられました。

    qdc 8SEと比べてみると、8SEがややまろやかなのはケーブルの影響もあるのでしょうけど、クセが少なく少しだけモニタ的です。
    このあたりはノズルの違いが差に繋がってる印象があります。
    どちらが良いとも一概には言えませんが、レベル的に同じくらいで勝負できているようです。

    これだけ集めるならひとつにまとめて上位モデルを狙うのが普通なんでしょうけど、こうやって比べてみるのも意外と楽しいものです。
    あとはqdc用のケーブルにもうちょいバリエーションがあると楽しいのですが、そこはまあゆっくり調べてみることにします。

    Filed under: Audio
    2024/10/18 12:00 pm | qdc TrES はコメントを受け付けていません