先日ゲットしたHPの廉価サーバー「ML115 G5」ですが、安いだけに
さすがにちょっと強化しなくちゃいけない部分も結構あります。
まずはケースファンの爆音をなんとかします。
サーバ用途なら安定性を考えてそのまま使うのが良いのでしょうが、
デスクトップとして使うにはやっぱり静かなほうが良いですからねぇ。
ファンは定評のあるオウルテックの「OWL-FY0925L」です。
ファンは3ピン、ボディのほうは4ピンなので、先駆のサイト様の情報を
参考にガイドを削って、ケースの上側3本のピンに挿し、下の1本が
余るように装着します。
比べてみると新しいファンのほうがちょっとコンパクトです。
音はサイレントとまではいきませんが、実用上問題ないレベルまで
ぐっと静かになりました。
一応、比較のために音声付きの動画にも撮っておいたので、掲載してみます。
まずは換装前です。30秒すぎから7秒ほどが爆音です。
そして、次が換装後。
ビデオカードもいっしょに増設してるので、その分、ファンがひとつ
増えていますし、コンデジの内蔵マイクなので、マイクレベルも
多少違うと思いますが、参考まで。
ビデオカードはMSIのNX6600GT-TD128Eにしたんですが、これが
思ってたよりも巨大で、ちょっとびっくり。
2スロットを消費しちゃうデカさですが、幸い、裏側はほぼフラット
なので、とりあえずCPUファンとの干渉はありませんでした。
ドライバはNVidiaからダウンロードしてきました。
あっさりと動作して、動画もすっかり快適になりました。
これもかなり古いカードですから、内蔵ビデオがあまりに貧弱すぎるんです
けどね。
装着後に計測すると、グラフィックスが4.9、3Dグラフィックスが4.3で、
CPUなどとも、ほぼ同じくらいの性能になりました。
安かったけど、開封品だったというのはちょっとマイナスかなぁ。
アプライドさんは発送もちょっと遅かったし、それなら実店舗にさっさと
行ったほうが良かったかも。
あとはメモリの増設くらいでしょうか。
ただ、思ったよりも1GBでなんとかなっていますから、のんびりでも
大丈夫かも。
あと、これまで使ってきて気になったこともメモがてら。
ReadyBoostに使っているUSBメモリを挿していると、再起動時に
OSが見つからないというエラーになってしまいます。
USBメモリ経由でファームウェア更新にいく機能がある影響かな?
BIOS設定で「USB Boot Device Priority」をLowに変更しておけば、
上の問題は回避できるようです。
また、上のUSBメモリの問題が関係してるのかもしれませんが、
再起動後、「Windowsが正規品でない」といわれることが何度か。
その後すぐにライセンス認証をしたら、あっさり復活するんですが、
また発生したり…。
認証すれば良いことなんですが、不正品扱いされるのは気持ちの良い
ものではないですねぇ。
この機種がクライアントOSを正式サポートしてないのが影響してる
可能性もあるのかもしれませんけどね。
ということで、多少は問題もありますが、これだけ廉価で楽しめれば
十分元は取れそうです。
追加投資もかかるので誰にでもオススメできるものではありませんが、
実験台としては最高のベースとなってくれそうです。