• 041月

    Ubuntuを試す機会が年末にありましたが、その時にLinuxにはDNSの
    キャッシュが標準装備されていないのを、初めて知りました。

    WindowsやMacでは、DNSがキャッシュされるので、一度見たサイトの
    DNSを再び引く必要がないんですよね。

    本来は軽いUbuntuですから、DNSキャッシュを実装すれば、速度は
    他のOSに負けないはずなんです。

    ということで、DNSキャッシュとして、「dnsmasq」というDNSサーバを
    インストールすることで、ここを高速にしちゃいましょう。

    まず、端末を起動します。
    そこで以下のコマンドを実行すれば、dnsmasqのインストールが
    出来ちゃいます。

    sudo apt-get install dnsmasq

    最初にパスワード、途中で確認メッセージが出るので、そこでYを押す以外は
    何も操作はなく、楽ちんインストールです。

    そして、DHCPにしてあるのでしたら、以下のファイルを編集します。

    sudo nano /etc/dhcp3/dhclient.conf

    上のコマンドで、エディタが起動しますから、以下の行を追加します。
    すでにコメント行があるので、頭の「#」を取るだけでもOKです。

    prepend domain-name-servers 127.0.0.1;

    基本的にはこれで完了。
    あとは再起動すれば、DNSのキャッシュが効くようになっているはずです。

    ちなみに、ちゃんと動いているかの確認は以下のファイルを開いてみれば
    わかります。

    sudo nano /etc/resolv.conf

    以下の行が追加されていれば、問題なく動いています。

    nameserver 127.0.0.1

    ちなみに、dnsmasqのアンインストールは以下のコマンドで出来ます。
    不要だなぁと思ったら、設定ファイルを元に戻して、アンインストール
    してください。

    sudo apt-get remove dnsmasq

    なお、固定IPを使ってる場合は「dhclient.conf」というファイルはないので、
    「/etc/network/interfaces」の中の”dns-nameservers”という項目の先頭に
    127.0.0.1を追加してあげれば良いです。

    あと、dnsmasqはDNSサーバなので、本来は他のマシンから使えないように
    設定するほうが良いのですが、まぁ実用上は上の手順だけで十分でしょう。

    念のため、他のマシンから使えない設定は「etc/dnsmasq.conf」の中に
    “listen-address=127.0.0.1″という指定をすればOKです。

    以上の操作で、UbuntuでのWebブラウジングがずいぶん快適になるので、
    良かったらお試しくださいませ。
    ただし、コマンド操作などを伴いますので、くれぐれもご注意を。

    以上の手順は以下のサイト様を参考にさせていただきました。
    http://gihyo.jp/admin/serial/01/ubuntu-recipe/0020

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    Filed under: PC
    2009/01/04 11:28 pm | 2 Comments

2 Responses

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  • 安藤@大分 Says:

    VineLinuxなどはBINDを入れたら何もしなくても
    デフォルトでキャッシュサーバとしての動作をして
    いたと思いますよ。

    ただし外部のホストを引けるようにするにはフォワーダを
    指定しないといけませんが。

  • MacBS Says:

    安藤さん、コメントありがとうございます。
    今年もよろしくお願いいたします。

    BINDもDNSサーバですから、Ubuntuにもインストール可能ですね。
    dnsmasqのほうがキャッシュ程度なら向いていると判断してインストールしました。

    クライアントなら、なくても問題が生じるほどではないでしょうけど、
    プロキシサーバでは効果大でした。