Microsoftは次世代Windowsでの新しいファイルシステムに
なると謳っていた「WinFS」の事実上の開発中止を表明したんだそうで。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0628/hot434.htm
最初はNTFSに取って代わるファイルシステムのはずで、Vistaに
標準搭載される予定だったのですが、そのうちNTFS上で動作するものに
「格下げ」になり、Vistaのファーストリリースには入らないことになりました。
そして、今回の開発中止となってしまいました。
表面的には目立たない技術ではありますが、どんどんふくれあがる一方の
HDD容量とファイル数を管理する上で、それなりに画期的な技術だと
感じていたんですけどねぇ。
Mac OS Xのほうは多少その技術的指向は異なるものの、Spotlight
という形でWinFSの目指していた、ひとつの「完成形」を既に示しているわけで、
これでまた「WindowsはMacより××年遅れている」などと言われても
仕方ない状況になったような感じもします。
正直、Windows Vistaにする、ユーザー側のメリットって、何があるのか、
どうもいまいちピンと来ないところがありますよね。
GUIばかり重くなって、要求するハードウェアスペックもすごいですし…。
開発者にとってはメリットがないわけでもありませんが、まずはユーザーに
Vistaが普及しないことには、結局、「XP対応」をする必要が出てきて
しまうわけですから、なんとかVistaの「目玉」をアピールしてもらいたいものです。