いつものジャンクコーナーで、いつもとはちょっと違う箱を見つけました。
外箱には「TELECINE DP ADAPTER KDP-01」と書いてありました。
中を見る限り、どうやらフィルムのデュプリケート用のアダプタみたいだったので、迷わずゲットです。
フィルタ径が58mmになっていて、ここにレンズをねじ込むと、ネガやリバーサルフィルムをスキャンできるというわけです。
また、筒の手前(レンズ側)の部分にはクローズアップレンズ相当のものが入っていて、カメラ側のレンズはマクロレンズでなくても、普通のレンズで接写ができる仕掛けです。
レンズはAPS-Cのデジタル一眼レフで50mmあたりだと、やや狭目です。
85mmを装着すると大きく欠けてしまいますから、60mmくらいが良いのかな。
ただ、もうひとつ問題があって、そのままで使うと、コマの左右の端が暗くなってしまいます。
上から光を取り込んでミラーを介してフィルムに光を導く構造になってるんですが、どうもこの窓が狭いようです。
ということで、試行錯誤した結果、このミラー構造を取り払って、直接、光を取り込むようにしました。
なお、拡散させるためのすりガラスは移動させて両面テープ止めしました。
これでネガのスキャンも気軽にできるようになりました。
実際にスキャンも試しましたが、ずいぶん楽になりますね。
比較のため、以前、フラットベッドでスキャンしたものも貼ってみます。
トーンの仕上がりはだいぶ違いますが、ピント精度では意外にも今回のアダプタのほうが良いんですね。
解像度もしっかりありますし、なによりスキャンの手間がずっと簡単になります。
あと、ネガの色味を調整してくれる光学フィルタも付属していて、色補正も楽ですし。
仕上がったネガの簡単な確認やブログ用なら、このアダプタを活用したいと思います。