先日、古本やさんで絶版本の「カメラメカニズム教室」の上下巻を
見つけたので、少々高かったけど、ゲットしておきました。
カメラメカニズム教室〈上〉 金野 剛志 朝日ソノラマ 1996-10 by G-Tools |
カメラメカニズム教室〈下〉 金野 剛志 朝日ソノラマ 1996-11 by G-Tools |
特に下巻のほうが品薄なのか、プレミアが付いてるようですね。
元々、カメラメーカーの若手技術者向けのカメラの勉強会用の
資料を基に加筆されたものだそうで、大変詳細にカメラの仕組みが
書かれています。
上巻は比較的簡単なカメラの分類とか、距離計の話などが中心で
下巻は絞りの仕組みや一眼レフのクイックリターンミラーのこと、
さらにはデート機能など、細かいところまで網羅されています。
意外だったのが、オートデートの文字の色が何故、赤い色ばかり
なのか?という点。
これ、基本的にフィルムの裏面から感光させるので、赤い色素が
強く反応し、その上の色素まで光が届きにくいせいなんだそうで。
だから、フィルム面側から感光させるような仕組みのものなら、
他の色の文字も入れられるってことみたいです。
まぁ、当時は赤色LEDが主体だったせいもあるんでしょうけどね。
レンズシャッター機などについても結構、細かく機構が解説
されているので、修理の参考にもしたいと思っています。
「やさしいカメラ修理教室」も欲しいんですけど、これまたなかなか
見あたらないんですよねぇ。
やさしいカメラ修理教室 (クラシックカメラ選書) 大関 通夫 朝日ソノラマ 2001-07 by G-Tools |