最近、いくつかクラシックカメラを手に入れたわけですが、時代は
すっかりデジタルカメラなわけで、たとえ一世を風靡したカメラであっても
入手したお値段は、どれも意外とお手頃でした。
でも、元々の価格は当時の物価や収入からすれば、ずいぶん高かった
のではないかなぁと思い、ちょっと調べてみました。
比較には、とりあえず当時の大卒初任給を使って換算してあります。
ちなみに、今の大卒初任給は20万ほどだそうです。
まず、「Vitomatic IIa」ですが、発売は1958年、価格は335マルクだった
そうです。
当時は1マルク=85.72円だったようなので、28716円ということに。
当時の大卒初任給の平均は11800円だったそうなので、現在の相場に
換算すると、なんと49万円!
ものすごい高級品だったんですね。
同様に、「BESSAMATIC」は1959年発売で、575マルク=49289円でした。
当時の大卒初任給は12200円ですから、今でいうと81万円!
これまたびっくりのお値段です。
では、国産だと、どうなるでしょう?
minoltaの「SR-T101」は1966年発売で、32600円。
当時の大卒初任給はだいぶ上がって24900円ですから、今の26万円。
まぁなんとか今の中級クラスのデジカメくらいのお値段になってきました。
「PENTAX SP」は少し前の1964年発売で、レンズ込みで44200円。
大卒初任給は21200円ですから、今の42万円相当。
こちらはだいぶ高級だったようですね。
4台合わせると、なんと!約200万円ですよ!
それが今では4台合わせても…。(^^;
中古とはいえ、物のお値段は上がっていないんですねぇ。
それだけの価値と歴史のあるカメラたちですし、大事に愛用してあげなくてはと
再確認した次第なのでした。
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