先日も紹介した「SILKYPIX Developer Studio 3.0 Beta」の
RAW Bridge機能を活用して、フジカラーCDの、きつすぎるコントラストや
色合いを、なんとかできないか、試してみました。
まずは、元となるフジカラーCDの画像からみてもらうことにしましょう。
印刷用にはこれで良いのかもしれませんが、いくらなんでもコントラストが
高すぎだし、色も、どぎついですよねぇ。
これではちょっとそのままWebで公開する気にはなれません。(^^;
とはいえ、このCDの元画像はAPSですから、ネガからのスキャンも、
フラットベッドスキャナでは、裏技的な操作になってしまいます。
そこで、上の画像をRAW BridgeでSILKYPIX上に開いて、「現像」を
したのが、下の画像です。
どうでしょう?見事に普通っぽい画像に戻ってると思いません?
元データがJPEGですから、トーンとか飛んでしまってるかと思いきや、結構、
ちゃんとトーンまで復活してる気がするから、不思議なものです。
もちろん、現像処理ができるわけですから、もっと色々と手を加えることも
可能です。
これはフジカラーCDだけじゃなく、JPEGオンリーなデジカメでも有効な
活用方法かも。
「レタッチソフトでも出来るじゃん」とお思いの方も多いかもしれませんが、
ホワイトバランスとか調子といった、感覚的にわかりやすい操作で出来る
というのが、この「RAW Bridge」の良いところです。
内部の演算処理もおそらく16bitくらいでされているでしょうから、
処理に凝っても、ヒストグラムが歯抜けになったりしないのも良いですしね。
フジカラーCDやデジカメのJPEGの画質に不満がある方は、一度お試しに
なってみてはいかがでしょうか?
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2 Responses
8月 29th, 2006 at 11:16 PM
DPEショップの店頭にいた頃は
コントラストというか、明るさを目一杯強くしておかないと
すぐに「暗い」と文句を言われてしまいました。
店員用のマニュアルにも、色合いと明るさの調整見本があるのですが
今回「現像」された写真の場合、「CDに収まっている」写真になるように
色合いと明るさの調整をするように指示されています。
フジカラーCDにしても、お店プリントにしても、
万人向け・・・ぱっと見色鮮やかにしがちなのです。
こういうときは、CD注文をするときに
「色や明るさの補正は一切しないで」と付け加えておくといいかもしれません。
8月 30th, 2006 at 5:35 PM
Sealandさん、コメントありがとうございます。
以前、会社でフリー素材として社員が撮った写真を集めようという話になって、
私がコダックのラボに頼んだ写真を持って行ったら
「暗い」といって却下された記憶があります。
やはり一般向けには派手なのがウケるんですねぇ。
今度注文する際は、「補正なし」で頼んでみようかな。
それを受け付けてくれるかどうかは微妙なところですが。(^^;