本屋さんで「ライカ物語―誰も知らなかったライカの秘密」という本を
見つけました。
ライカ物語―誰も知らなかったライカの秘密 竹田 正一郎 光人社 2008-09 by G-Tools |
この本、親子二代でライツ社に勤務して、副社長までなられた
エーミール.G.ケラーさんが執筆されています。
そのおかげもあって、バルナック・ライカの誕生からライカR6の頃までの
ライカの黄金期を振り返る内容になっていました。
製品はもちろん、プロトタイプまで写真入りで紹介されていて、
これはかなり貴重な資料かと。
特にびっくりしたのは、「ライカH」というプロトタイプです。
なんとこれ、レンズ一体型のハーフカメラなんですよ。
写真でみる限り、かなり変わったデザインですが、発売に向けて
内部では相当、開発が進んでいたようです。
しかし、当時、ライカ M3が大ヒットしたため、製造に余裕がなく、
発売中止になったんだとか。
ライカがハーフ判を考えていたとは、かなり意外でした。
現在は新規格の一眼レフで、ラージフォーマットを提案していますし、
ある意味、35mm=ライカ判に、一番拘っていないのが、ライカなのかも
しれませんね。
ちょっと高い本ではありますが、ライカ好きな方には貴重な資料かと
思います。
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