昨日の新宿巡りで、MD ROKKOR 28mm F3.5のジャンクを見つけたので買ってきちゃいました。
ただ、このレンズ、ちょっと訳あり(ジャンクだから当たり前)で、前玉にコーティング剥がれがあったんです。
とはいえ、前玉なら、あまり写りに影響がないかも、と思って購入したのですが、ファインダーで見る感じでもやはり影響が出ている様子でした。
ということで、禁断の技、「コーティング剥がし」という荒技を試してみることにしました。
調べてみると、「酸化セリウム」という成分が含まれたものだと、コーティングはおろか、レンズまでも研磨できてしまう、という情報が入手できました。
で、ホームセンターで探してみると、私が以前、車の油膜落としで愛用していた「キイロビン」が、まさにその成分ではないですか!
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油膜落としもずいぶん色々試したんですけど、返金保証が付いてるだけあって、これはほんとによく落ちました。
ということで、レンズに少しずつ、おそるおそる付けては拭いてみましたが、これがなかなか頑固(当たり前)で、少々のことでは剥がれてくれません。
必死に20分ほど拭いていたら、下の通り、ほぼきれいに剥がれてくれました。
実画像サイズ | 432 x 640 ( 66 kB ) |
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Exif 情報 | |
モデル名 | NIKON D70 |
ISO 感度 / 露出補正値 | 1600 / 0.0 |
露出時間/絞り | 1/30 秒 / F 2.8 |
露出補正値 | 0.0 |
焦点距離 (35mm 換算) | 50.0 mm (75 mm) |
全 Exif 情報表示… |
そこで、これ幸いと、以前ゲットして、こちらは後玉がコーティング剥がれを起こしていたシグマの70-300mm APO MACROも試してみるとこちらはほんの数十回擦った程度で、きれいに剥がれちゃいました。
コーティングにもやっぱり質が色々あるんでしょうね。
ちなみに、レンズのコーティングはハレーションを抑えたり、レンズに傷が付くのを防止する目的があるので、本来は剥がしたりしてはいけませんので、くれぐれもやる場合は自己責任でお願いします。
あと、上で紹介した「キイロビン」は、車のウィンドゥの油膜落としにはほんとに、とても効果がありますので、ぜひオススメいたします。
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4 Responses
12月 4th, 2006 at 1:01 AM
禁断のコーティング剥がし…
1回、ジャンクレンズで試してみようと思いつつ
何となく勿体無いのでいまだやった事がありませぬ^_^;
マトモな玉があれば比較して遊べるんですが、
なかなかどーして都合の良いジャンクが手に入りませんです(笑)
12月 4th, 2006 at 10:50 AM
Agasさん、コメントありがとうございます。
私も噂には聞いていたのですが、バルサム剥がれは
良く目にするものの、こういうコーティング焼けのひどいものは
なかなか出会わなかったんですよね。
比較のため、とか言って、結局まともなレンズを
ゲットしてしまったりしたら、意味ありませんよね。(笑)
とりあえず剥ぐ前の写真は仕上がってきましたが、
派手に白いもやがかかってました。
近日中に剥がした状態で試し撮りしてみようと思います。
12月 5th, 2006 at 8:25 PM
MacBSさん、こんにちわ
なるほど、コーティングはがしですか、私は、インターネット上の掲示板で、傷が付いたレンズや白く濁ったレンズを粉末で磨いて、どうにか撮影できるようにしたと言う書き込みを読んだ記憶がありますが、コーティングはがしにも使えるのですね。
12月 5th, 2006 at 8:34 PM
matsumoさん、コメントありがとうございます。
傷の場合、その深さで、どう処理すべきか悩みどころかと。
コーティングを剥がすなら、レンズ全面剥がしたほうが良いように思います。
白濁したものは、大抵、バルサム剥がれが多いのではないでしょうか。
これだと、レンズの接着面の問題ですから、解決は難しいですね。
いずれにしても、コーティングを剥がすのは、かなりの荒技ですので、
そのレンズを捨てても良い、くらいの覚悟がないと
試さないほうが賢明だと思います。