昼から六本木で打ち合わせだったので、その前にちらっと今まで行ったことのない
中古カメラ店さんに行ってみました。
ジャンク中心のお店ということで、ちょっと期待していったのですが、お値段は
銀座のお店のジャンクよりも高いような…。
数はまぁまぁあるのですが、ありきたりな機種が多めでした。
そんな中、ちょうど今、個人的に気になってるカメラを見つけたので、「これは!」と思い、
状態を確認してみました。
概観は普通ですが、残念ながらこの機種の特徴であるレンズキャップがありません。
で、あとはシャッターと絞り、レンズのカビのチェックを、ということで、バルブ、高速、
そして低速をチェックしていると、店員さんに「シャッターの空切りはやめてください」と
注意されてしまいました。
まぁ、商品のカメラですから、デリケートなものであることはわかります。
でも、購入に際しては最低限のチェックも必要な気もするのですが…。
他のお店だとジャンクは基本的に、自由に動作確認して良い状態で、逆に
「いじるだけいじって、納得して購入してください」と書かれているお店もあるほどです。
もちろん、やや高級な品だと、ガラスケースに入っていて、店員さんにお願いして
見せてもらうケースもあります。
この場合でも、基本的に自由に確認できるお店が多いです。
まぁ、店のルールは個々のお店で違うでしょうけれど、ジャンク品=保証無し
として売りながら、動作確認をあまりさせない、ってのはどうなのかなぁと感じました。
逆に、都内でオススメのジャンクが置いてあるお店ですと、秋葉原のカメラのキタムラ、
新宿の中古カメラ市場、そして、品川の松坂屋カメラが挙げられるかと。
キタムラと中古カメラ市場は、普段はガラスケースに入っていますが、自由に見せて
触らせてくれますし、あらかじめ動作のおかしい箇所を列記してくれていて、親切です。
松坂屋カメラは、カメラの状態に応じて「研究用」などと明記されていますし、
もちろん、チェックは自由です。
銀塩がデジタルに置き換えられてる今、ある意味、ジャンクカメラは銀塩をもう一度
触ってみようかなぁという「再入場口」みたいな役割も果たしていると思うんです。
そうでなくても中古カメラ店って、やや入りづらいイメージがあるわけですし、
度を過ぎた扱い方でないのなら、「文化を育てる」つもりで、受け入れてほしいなぁと
個人的には思う次第です。