木下光学研究所というところからMFの大口径レンズ「Kistar 55mm F1.2」が9/30に発売されるそうで。
最近はカメラネタにあまり反応しなくなりましたが、今さらながらにヤシカコンタックスマウント互換の交換レンズが出ると聞いては反応せざるをえません。
しかもこのレンズ、富岡光学の「Tominon 55mm F1.2」を復刻したものだとか。
単に名前やスペックだけではなく、当時の光学設計者だった木下氏の会社からの発売で、設計者も縁のある後継エンジニアが手がけているそうです。
ちなみに元祖TominonはたしかM42しか出てなかったはずですが、今回はヤシコンマウントですし、見かけもヤシコン風ですけどね。
M42よりは設計に余裕があるでしょうから、レンズ構成なども多少見直されているのかも。
今回のレンズ構成は6群7枚で最短撮影距離は0.5mですが、元祖も6群7枚で最短撮影距離は0.5m程度(もう少し寄れるという説もあります)で、それだけを見るとほぼ同じです。
でもまぁ少なくとも後群のレンズを切り欠くようなギリギリの設計はしてないでしょう。
ちなみにヤシコンでもYASHICA MLレンズは富岡光学の製造と言われていますし、Kマウント互換のRIKENONにも富岡光学のものがあり、こちらは意外に入手しやすい価格のものもあります。
今回のKistarのF1.2の明るさのわりには13万4,100円と、かなり良心的な価格になっていると思います。
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2 Responses
9月 18th, 2015 at 7:13 PM
MacBSさん、こんにちは
ううん、こう言うレンズこそ、MFではなく、AFで出して欲しいものです。だって、F1.2開放だと、ピントがシビアですので。私も新品で1本15,000円程だった「コシナ:55mmF1.2」を持っていますが、これで撮る時は、ピントリングを少しづつ動かして、何枚も撮って、その中から、ピントが合ったものをセレクトしています。
それにしても、中国製のF0.95やF0.85のレンズを含めて、サードパーティのこの手のレンズって、MFが多いですよね。
9月 18th, 2015 at 8:43 PM
matsumoさん、コメントありがとうございます。
AFにするとレンズ構成も見直さないといけないでしょうし、正直、この規模の会社では難しいかも。
そもそもヤシコンではAFがないですから、マウントでパテント料の安いところ(Kマウントかな?)を選ぶ必要もあるでしょうし。
今のミラーレスはピーキング表示などもありますから、そちらでフォローするしかないでしょうね。