マミヤのMF時代の中判カメラ、645やRB67といえば、驚くくらいに安くて
「大きいだけの厄介者」みたいな扱いが悲しいことがよくあるのですが、
そんなRB67にデジタルバックが装着できるアダプタをマミヤ自らが出すようで。
RB67 Pro用とRZ67 Pro用があって、RB67はアダプタが11万円くらいと
カメラ本体の市場価格を考えると、とても安いとはいえませんが、
こういうのが出るのは良いことですよね。
中古品がズラリ!【中古】 MAMIYA RB67ProS+127/3.8ランク:B- 「西梅田店在庫」
こういうものが出せるのもフィルムバックを採用したカメラならではのものです。
できれば645のほうも出してくれるとうれしいのですけどねぇ。
まぁ、デジタルバック自体が高いですから、気軽に手が出せるものでは
ありませんけど。
あと、こういう話になるといつも話題になるのが、35mmカメラの裏蓋を交換して
デジタル化できないか?という案ですね。
でも、これは正直、技術的に解決しなければいけないことが多いんですよねぇ。
まず、シャッターを切ったという情報をどうやってデジタルバック側に伝達するのか
という問題があります。
ストロボのシンクロを利用する手もありますが、精度は怪しいですしねぇ。
また、こちらのほうが大きな問題ですが、35mmフィルムカメラの構造だと、
撮像素子の手前にマージンがないんです。
現状の撮像素子では焦点位置より前にマイクロレンズやローパスフィルターを
置く必要がありますからね。
ただ、ライカのようなレンジファインダーなら測距系に細工をして実現することも
可能かもしれません。
フィルムカメラはフィルムで撮るべきかもしれませんが、選択肢としてそういう
機材が登場するのも期待したいところではあります。