taka_zさんがホワイトバランスレンズキャップが気になるそうで、「そういえばうちにあったなぁ」と思い出したので、(今さら)試してみることに。
うちにあったのはフィルタ径が52mmのもので、普段使っているミノルタのマクロレンズ(55mm)にはちょっと合わないんですが、手で被せるようにして使えば大きな問題はありません。
ただAFは当然効かなくて迷いまくることになるので、使う時はMFに切り替える必要があります。
試しにこの状態でAWBで写真を撮ってみるとこんな感じになり、ほぼちゃんとグレーになりました。
マニュアルホワイトバランスの設定方法はカメラによって違いますので説明を割愛することにして、うちのα700だとスポット測光エリア内のデータで算出されるようです。
いつも良く撮影する場所近辺で試してみると、外光の入り具合にもよりますが、5500K M4、4800K M3、4900K M3といった具合に計測されました。
では実際にAWBと撮り比べた写真を貼ってみることに。
まずはAWBで撮って出し状態です。
次にホワイトバランスレンズキャップでMWBを取った後の撮って出しです。
ややマゼンタに寄り過ぎかなぁという気もしますが、キャップが古くて変色してるからかも。
そういう意味では中古じゃなく、ちゃんとしたメーカーの新品を買ったほうが精度は高い可能性がありますね。
ちなみに普段はRAWで撮影してからホワイトバランスも必要に応じて後補正しています。
そこでAWBで撮ったもの、MWB、そしてAWB撮影後にRAWで補正した写真を載せてみます。
なお、他の現像パラメータは同じに揃えてあります。
AWBは別にして、RAWで撮るならMWBの手間は要らないかなぁと思いますが、JPEG撮りならAWBよりは明らかに良さそうですね。
特にLED電球や外光とのミックス光のような状態だとどんなに進んだAWBでも大外しするケースがありますし、被写体の色合いでも間違えることがありますから、一つ持っておいて損はないかも。
ただ、フィルタ径は手持ちのレンズを良く考えてチョイスしたほうが良いかと思います。