e-onkyoでヘッドフォン用にHPLでエンコードされた音楽ファイルの配信が始まった、というのを見て、「それなら個別配信じゃなく、プレーヤー側で変換できれば良いのに…」と思って、ちょっと調べて見つけたのがこのBeautifyerです。
本来はMP3やAACなどの非可逆圧縮音源を「美化」して補間するようなプレーヤーアプリなんですが、内容的にリバーブや音場の再現みたいなことを主体的にやってるので、HPL的かなと。
音場だけで言うならむしろRondo Playerというのがよりそれっぽいんですが、これは傾斜角センサーで音の方向性が連動する(余計な)仕掛けがオフにできないため、普通に使うにはちょっとイマイチなんですよねぇ。
その点、BeautifyerはUIもちょっと凝ったプレーヤーアプリという感じですし、エフェクトの量も左側から引き出したボリュームみたいなもので、8段階から選べます。
ちなみにジャケットの部分がボタンになっていて、これでエフェクトのOn/Offも即座に切り替えられます。
ちなみにBeautifyer Boostという、さらに効果を高めるオプションもありますが、なにごともやり過ぎは禁物ですし、私が聴いた感じではさきほどの8段階でも3~5くらいが程良いと思います。
そもそも音質を云々言うのであれば使わないアプリかもしれませんけどね。
手持ちの音源で色々試してみましたが、得意、不得意が結構あるようで、やや高域がキツくなる傾向があります。
リバーブもそれなりに強くなりますから、ロスレスに近づけるというよりは音場エフェクターと割り切ったら良いでしょう。
そんな風に言うと怒られそうですけど、ある意味、音茶楽さんのDonguriみたいな響き方が(お遊び程度に)楽しめます。
Donguriはアコースティックにそれをやってるわけですし、HPLはより本格的なエフェクターを駆使しているかと思いますが、あまり「やり過ぎ」感がなく気軽に試せる無料アプリですし、ちょっと試してみると面白いかと思います。