林信行さん著の「iPhoneとツイッターは、なぜ成功したのか?」が
iPhoneアプリとして、5/5まで無料で読めるということで、早速、
ダウンロードして読ませてもらいました。
まずは電子書籍アプリとして見て、非常に良く出来ていて、
そこに最初に感心しました。
理想書店版のもあって、そちらだとパソコンでも読めるそうです。
もちろん、実際に本でも発売されてるわけですが、内容的にもまさに
こうした電子書籍を視野に入れた執筆を今後進めていかれることを
前提にした実験なのかなぁと感じました。
音楽ではすでにスタートしていますが、まだまだ日本では著作物について
妙に閉鎖的なところが残っています。
もちろん、著作者の保護はとても大切なことですが、そうしたご本人の
意思とは反したところで「利権」のようなもので縛られている印象も
ありますからねぇ。
本の内容は無料なわけですし、ぜひ実際に読んでいただくのが一番かと
思いますが、個人的に一番共感したのは日本のものづくりへの危機感
でしょうか。
今の日本製品はどうも「ハコモノ」的な印象を受けます。
競合製品やスペックだけを意識しすぎて、視点がずれていたり、
長期的なスタンスに立っていないものが多いような気がします。
著書ではAppleやGoogleなどを中心に色々な成功例を挙げてありますが、
もちろん、そうした企業もすべてが成功しているわけではありません。
モノマネをするだけではダメだとは思いますが、謙虚に見習うべき点を
見つめ直してみるのも良いのかなぁとも思いました。