ポータブルオーディオプレーヤーがiPod touchになったということもあって、音質向上策として以前から気になっていたアプリ「SonicMax Pro」を購入してみました。
このアプリ、いわゆるイコライザ系のアプリですが、グライコではなく、音声補正技術のBBEというのをソフトウェアで実装したものです。
BUFFALOのスピーカーとかCOWONなど、結構使われてる機材もあるので、ご存じの方も多いかも。
音質向上というよりはエフェクト的なものではありますが、外で聴く分には聴感上心地よく聴ければそれで良い部分もありますから、とりあえず試してみようかと導入したわけです。
調整はかなり独特なパラメータで、それこそ楽器用のエフェクタみたいな感じの画面でおこないます。
あらかじめイヤホンやヘッドホン、スピーカーなどのプリセットもありますが、ちょっと効かせすぎな感じもしたので、自分で調整してみました。
調整項目は以下の6つで、大体の意味合いはおそらく以下のような感じかと。
Lo Contour : 低域の位相修正量
BBE Process : 高域の位相修正量
iSet : たぶんBBE Processが効き始める周波数
Sound Field : 音場拡大量
Mach3 Bass : 低域のブースト基準周波数
Mach3 Gain : 低域のブースト量
BBEらしさが出るのは後ろの3つかと思いますが、ちょっとわざとらしい感じになるのは否めないですねぇ。
ただ、エフェクトをOn/Offしてみると、オフの物足りなさにビックリしますから、効果は非常に強いものがあると思います。
エフェクトを派手に掛けても歪んだりしづらいのも良いですし。
以前紹介したConcertPlayみたいな路線で、楽しく派手に音楽を楽しみたいという用途にはかなり良いと感じました。
あと、他のアプリでも気になったバックグラウンド再生ですが、基本的は対応しています。
ただ、ロック画面からホームボタンダブルクリックで出るコントローラーが効かないケースが結構あります。
iPhoneやiPod touchを再起動したら効きだしたりするのですが、曲名は出ませんし、このあたりは今一歩かな。
無料なConcertPlayと比べると体験版もなく、お値段がちょっと高いのが欠点ではありますけど、なかなか面白いエフェクターなので、外出時に使ってみたいと思っています。