• 164月

    やじうまwatchを見ていたら、GOLDMUNDのユニバーサルプレーヤー
    「GOLDMUND Eidos 20」の中身が、ほとんどPioneerの格安プレーヤー
    「Pioneer DV-600」と同じだ、という情報が、下のサイトで紹介
    されているそうで。
    http://homepage1.nifty.com/iberia/column_audio_goldmund.htm


    Pioneer DV-600AV DVD/SACD/CDプレーヤー

    これまでもWADIAがESOTERICのドライブを使ったり、Accuphaseが
    SONYのドライブだったり、といったことはありましたが、さすがに
    ここまでそっくり同じなのは珍しいですね。

    オーディオマニアとしては、たとえドライブや回路が同じでも
    電源部が違うだけで、音は全く別物になることは承知しています。
    とはいえ、ベース機があまりに安すぎるのが、ちょっとねぇ。

    正直、GOLDMUNDに関しては、この件がある以前から、個人的には
    あまり所有欲をそそられませんでした。
    というのも、いつも回路構成がシンプルすぎるんですよ。
    ぶっちゃけて言えば、「もっと安く出せるはず」だと感じちゃうんですよね。

    噂ですが、GOLDMUNDは中東の富豪向けにカスタム製品を製造
    していて、それは市販品よりもさらに高いお値段なんだとか。
    ちょっと成金趣味的な要素が強いメーカー、といえるのかも。

    ただ、オーディオというのは聴いてみないとわからない世界
    でもあるんです。
    ですから、単純に同じ基板だから…、と考えてしまうのもダメ
    ではあるんですけどねぇ。

    とはいえ、どうせ同じような金額を出すなら、私だったら、
    専用機のWadiaや、ユニバーサルプレーヤーなら、ESOTERICあたりを
    選ぶでしょうね。


    Wadia(ワディア)Wadia581【SACDプレーヤー】


    ESOTERIC UX-1Pi ユニバーサルプレーヤー

    Filed under: Audio
    2008/04/16 9:03 pm | GOLDMUNDの中身はPioneer!? はコメントを受け付けていません
  • 2612月

    先日、タモリ倶楽部の記事をエントリーした時にも紹介した「フォノイコライザ」ですが、
    アナログレコード世代でない方には、なぜレコードだとこれが必要なのか、わからない
    方も多いのではないかと。

    実はレコードプレーヤーから出てくる信号はレコードの溝を針が拾って、そこに付いた
    ちっちゃな「発電機」がその振動から発電したものを、そのまま出力してるんです。

    ですから、それを普通のCDプレーヤーなどの出力と同じくらいに増幅してあげる
    必要があります。
    これがフォノイコライザのひとつの大きな役割です。

    ちなみに、カートリッジには種類があって、それによっても出力電圧が異なります。
    ですから、出力の弱いMC(ムービングコイル)カートリッジの場合は、イコライザの
    前に「MCトランス」というものを付けたりすることもあります。

    そして、フォノイコライザの役割は、実はこれだけではありません。
    レコードの溝には音をそのまま記録せず、高音は強く、低音は弱くして記録されて
    いるんです。
    これを「RIAAカーブ」といいます。

    ですから、再生する時はそれと逆のカーブで補正してあげなくてはいけないんです。
    これが「イコライザ」という名前が付いてる由来でもあるわけですね。

    なぜこんな補正をしているかというと、低音ほど溝が太くなりがちですから、隣の溝と
    くっついてしまわないようにするためと、針が盤面をこする時に出る高音ノイズを
    相対的に下げてあげるためだそうです。

    こういう面があるので、レコード音源のデジタル化とかも、ちょっと面倒なんですよね。
    ONKYOの「SE-U33GX+」みたいにフォノイコライザ内蔵のUSBオーディオなども
    ありますけど。


    ONKYO USBデジタルオーディオプロセッサー SE-U33GX+【税込】 SE-U33GXP-W

    ちなみに、これは残念ながらMCカートリッジには対応していません。
    音質面では24bit/96kHzでのサンプリングに対応してたり、頑張ってると思いますが。
    フォノイコライザの品質については、まぁ単体のものや本格的なアンプに内蔵のものには
    かなわないと思いますが、とりあえず聴いたり取り込んだりできるのは、便利ですよね。

    プレーヤーにもイコライザ内蔵の廉価なものが結構出ています。


    audio-technica/オーディオテクニカ AT-PL30

    ただ、音質を考えると、本格的なものが良いのですが、そうなると選択肢は一気に
    テクニクスのプレーヤーくらいまで上がってしまいますねぇ。


    TECHNICS SL-1200MK5(シルバー) アナログプレイヤー

    さらにこっちはカートリッジが付いてないので、せめて定番のSHUREくらいは付けたい
    ところです。


    SHURE M44G MMカートリッジ

    なかなかレコードの再生や取り込み環境を復活させるのは大変ですね。
    まぁ、自宅に眠っているプレーヤーなどがあれば、少しは楽なんですけど。
    ただ、中古なんかでも結構出回ってるので、そういうのを狙うのも良いかもしれません。

    年末年始に懐かしい昔のレコードをデジタル化してみたりするのも楽しいのでは
    ないでしょうか。

    Filed under: Audio
    2007/12/26 5:00 pm | 2 Comments
  • 2512月

    本屋さんで、やや軽めのオーディオムック「SLOW vol.2」を見つけました。

    4846526992 SLOW vol.2 (2008) (2) (ワールド・ムック 699)
    ワールドフォトプレス 2007-12

    by G-Tools

    特集1は「スマート・オーディオ」ということで、ハイサウンド・スモールスペース・ハイデザイン
    という視点から選ばれた製品が紹介されています。
    スマートさ重視ということで、単体のアンプやCDプレーヤーではなく、一体型の、いわゆる
    レシーバー形態のものが多かったです。

    とはいえ、AURAやLINNなど、実力メーカーから、結構高級な製品が最近は出て
    いるんですね。


    AURA NOTE チューナー内蔵CD/AMP 一体型レシーバー オーラ ノート


    LINN オールインワンシステム「CLASSIK MUSIC」シルバー

    グレードアップの楽しみ、という点では一体型では個別に買い替えしづらいという
    欠点はありますが、他にも様々な家電機器があふれている現在は、このくらい
    スマートなほうが良いのかもしれません。

    ちなみに、特集2はアナログで、ターンテーブルの特集でした。
    上記のレシーバーにアナログのターンテーブル、なんていうのも、なかなか粋なシステムかも。
    まぁ、場合によっては、フォノイコライザーが必要になることも多いので、コスト的には
    レシーバーを上回ってしまうかもしれませんが。(^^;

    ムックはやや高めなので、万人におススメできるところまではいきませんが、ミニコンポから
    卒業して、少しハイエンドな音を愉しみたいと検討されている方には良い一冊かと
    思います。

    Filed under: Audio
    2007/12/25 10:50 am | SLOW vol.2 はコメントを受け付けていません
  • 1912月

    録画しておいた「タモリ倶楽部」のオーディオ特集を見ていたのですが、
    コブクロのお二人がゲストで、かなりのオーディオマニアなんですね。

    フォノイコライザーがご所望ということで、いくつか試聴されてましたが
    その中でぐっと来たのが「PASS XOno」でした。


    パス フォノイコライザーアンプ X-ONO(PASS)

    お値段もまぁ高いですけど、GOLDMUNDとの比較でも勝ってるのが
    テレビの音を通じてもわかりました。

    JBLの新しいエベレストも鳴らしてましたが、うーん、やっぱりJBLだなぁ
    という印象でした。
    私もJBL 4344を愛用していましたが、JBLは鳴らし込み次第ですからねぇ。


    JBL(ジェイビーエル)Project EVEREST D66000(EB/MA)【スピーカー】

    それにしても、ダイナミックオーディオとか、以前のヤマギワとかで
    店内を見ていると、金銭感覚が完全に麻痺しちゃうんですよねぇ。
    Accuphaseあたりが「安いじゃん」という気になってしまいますからね。(笑)


    Accuphase DP-78 SACD/CDプレーヤー

    うーん、やっぱり今の私にはカメラのほうが身近だわ。(^^;

    Filed under: Audio
    2007/12/19 11:03 pm | PASS XOno はコメントを受け付けていません
  • 0912月

    以前も紹介した「いい音を選ぶ」というムックですが、第2号が
    発売されたようで。

    4764130963 10年後も「定番」 いい音を選ぶ2 [MOOK21] (MOOK21)
    AUDIO BASIC
    共同通信社 2007-11-30

    by G-Tools

    今回も内容的にはアナログ中心の記事に、高音質なCDのおまけと
    内容はしっかり充実しています。

    アナログプレーヤーやカートリッジなどを中心に、64機種の紹介記事が
    あって、最近はすっかりアナログが遠ざかってる私も、「持ってるだけで
    幸せになりそうな機材だなぁ」と思ってみたり。

    「真空管アンプの誘惑」なんて記事にも、文字通り誘惑されます。
    Accuphaseがこんなに頑丈でなかったら、買い換えていたかも
    しれませんねぇ。
    とにかく、Accuphaseは壊れませんねぇ。(笑)

    アナログ機材だけでなく、ソフトとしての「アナログ盤」の扱い方や
    入手方法も、ちゃんとフォローされています。

    レコードショップ探訪などは面白いですね。
    会社の近所にも小さなアナログレコード専門店がありますが、
    あれはマニアにはうれしいものの、商売としては大変だろうなぁと
    思います。
    お客さんがいるの、見たことないですもん。(爆)

    CDのほうは、名演奏・名録音の「マイスター・ミュージック傑作選2007」
    ということですが、次回はSACDのハイブリッド盤とかだと、 さらに
    うれしいかも。

    さて、来週あたりは、ぼちぼちオーディオの配線でもしましょうかね。
    (まだ繋いでなかったんかい!という、ツッコミはご容赦を。(^^;)

    Filed under: Audio
    2007/12/09 10:48 pm | 2 Comments
  • 0512月

    DENONからSACD初のオーディオチェックディスク、その名も「DENON AUDIO CHECK SACD」が
    リリースされてるようで。


    オーディオ・チェックSACD

    もちろん、CDとのハイブリッド盤になっていて、サラウンドを除く部分はほぼ同じ内容が収録されて
    いるみたいです。

    内容はざっと、こんな感じです。

    ・チャンネルチェック
    ・位相チェック
    ・帯域バランスチェック
    ・各周波数チェック
    ・周波数スイープ
    ・デモ音源(ギター、フルート+オーケストラが中心)

    CDが出た当時は、真っ先にこういうチェックCDを購入した記憶があります。
    SLとかジェット機の離陸音なんかを聴いて、「CDってすごいなぁ」と思ったりしたものです。
    でも、いざ音楽を愉しもうとなると、どことなく音が硬くてぎこちなかったんですよねぇ。

    SACDもやはり似たような道を辿っているところがあって、圧倒的にCDよりもハイクォリティな
    はずなのに、イマイチそこまでの実力を発揮できていない時期もあったようで。
    今は、先日も紹介した「Camomile Best Audio」みたいに評価されるディスクが
    出てくるようになりましたけれど。

    camomile Best Audio camomile Best Audio
    藤田恵美

    by G-Tools

    まだ、うちはSACDを再生できるプレーヤーが導入されてませんけど、PS3が新型モデルで
    サポートをやめるなど、前途は多難な感じですねぇ。
    むしろ、Blu-Rayあたりをオーディオ専用で使うような規格が生まれたほうが普及の可能性は
    高いのかもしれません。

    Filed under: Audio
    2007/12/05 2:37 pm | 2 Comments