みんぽすさんからお借りしましたシグマのデジタル一眼レフ「SD14」が
到着しました。
SIGMA SD14 posted by (C)MacBS
このレビューは「みんぽす」の無償商品貸出しを利用して書かれています。(詳細は末尾で)
当然のようにレンズもお借りしておりますが、今回は到着のご報告ということで
軽くご紹介です。
シグマというと、レンズメーカーという印象が強いかと思いますが、かなり前から
カメラも出しているんです。
古くは「ズームマン」の愛称で一世を風靡した「Sa-1」がありまして、これは
Kマウントの一眼レフでした。
そして、我が家にもSD14と同じSAマウントのフィルム一眼が3台ほどあります。
SAマウントのレンズもかなり所有してるので、今回のSD14はとても楽しみ
なのであります。
まずはバッテリーを入れ、コンパクトフラッシュをセットしてシャッターを
切ってみます。
すると、びっくりするほど、シャッター音が静かなんですね。
フィルム一眼と共通する「カポッ」という感じの、やさしい音です。
ミラーショックも少ないですし、これは手ぶれ軽減にかなり貢献するかも。
シャッターを切ってみると、小気味良いリズムで撮影が進みます。
フィルム一眼時代のAFはお世辞にも速いとはいえず、迷うことも多かったのですが、
SD14はかなり改善され、暗いシーンやコントラストが低すぎるケースを除けば、
快適にAFが動作します。
RAWやJPEGの保存は噂では結構遅いと耳にしていたのですが、あまり連写を
しない私には十分すぎる性能だと感じます。
ひっかかるような感じもなく、レスポンスも満足です。
AWBの精度も必要十分ですが、露出は精度は良いものの、やや飽和しやすかったり
白浮きしやすい傾向があるかも。
JPEGでお気楽撮影も大丈夫ではありますが、どちらかというと慎重に露出を
見ながら、RAWで撮るのが向いているかもしれません。
高感度耐性については、やはりシビアな部分はあるようです。
ISO400は実用範囲ではありますが、これで他社のISO1600クラスだと思って
おいたほうが良さそうです。
とりあえず、ちらっと撮影もしてみましたが、ファーストインプレッションとしては
「これはフィルムを置き換えられるかも」という写りです。
お借りしたレンズが優秀なおかげもあるかとは思いますが、空気感をしっかり
捉えてくれるんですよね。
撮り終えたヒトコマ、ヒトコマを眺めていて、「おーっ!」と感じる、この感覚は
これまでデジタルでは感じなかった感覚です。
っていうことで、まずはご紹介程度に、1枚貼ってみますね。
シャドー、ハイライトで色が暴れる傾向とか、ラチチュードが意外に狭いなど、
クセは確かにあるのですが、そこがまさにリバーサルフィルムを楽しむような
印象なのです。
なお、上の写真はRAWで撮影したものを純正ソフト「SIGMA Photo Pro 3.5」で
現像しました。
最初はLightroomを使ったのですが、さきほどのクセを吸収しづらく、
また、全体的にいつものRAWよりもレスポンスが遅いのが気になりました。
ベイヤー配列でないこともあって、処理ロジックが異なるのでしょうね。
これまで、他社のデジタル一眼でも純正ソフトはほとんど使っていなかったのですが、
「SIGMA Photo Pro」はFOVEONのクセをしっかり掴んでいて、「これを使うべきだな」と
感じます。
ソフトの出来も大量の現像を考えると、多少操作性に難がありますが、機能的な
過不足はないと感じました。
全般的にいえるのは「ワクワク」の詰まったカメラだなぁと感じます。
正直、「ずっと使っていたいなぁ」と感じるデジタルカメラは久しぶりかも。
なお、いっしょにお借りしたレンズについては、また続報でお伝えいたしますね。
お借りできる期間はそう長くはありませんが、短い夏をSD14たちとともに
楽しんでいきたいと思っています。
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