216月
今月のカメラ雑誌などで、銀塩ライカの製造がすでに終了していたとの記事が載ったようで。
まぁ、デジタルでさえ、M8、M8.2、M9と出てきてるわけですから、M7の製造が終了してしまうのは、ある意味、仕方がないですよねぇ。
おそらく、保守用の部品はかなりストックしてあるはずですから、すでに所有されていらっしゃる方には大きな影響はないのでしょうが、他社もほぼ銀塩カメラから手を引いている状態ですし、ライカという象徴がフィルムの世界から退くというのはエポックな出来事といえるのかも。
デジタルになってもレンジファインダーの技術は継承されているので大丈夫かとは思いますが、ミラーレスの広がりもあって、カメラのメカニカルな部分、光学的な技術が軽視されはしないか、という心配はありますねぇ。
短期的な視点で見れば、購入サイクルも短いデジタルをメインにするのは正しい判断なのでしょうけれど。
あとはフィルムの供給が今後どうなるか?でしょうか。
とりあえず、銀塩好きとしてはフィルムをしっかり消費することが大事でしょうね。
私も残したいものはしっかりフィルムで撮っていこうと思った次第です。
206月
トイカメラ系のムック「Loveトイカメラ」に、最近雑誌などではやりの付録が付いているようで。
といっても付録の方が本よりもおそらく断然高価みたいで、「Wide Lens Camera」というフィルムカメラがそのまま付属しているんだとか。
このカメラ、基本的にはVivitar Ultra Wideですよね。
非常に広角なレンズが装備されていて、私も面白そうだなぁと興味を持っていたモデルです。
まぁ、銀塩に興味がない方からすれば、フィルムが入ってない「写ルンです」みたいなものかもしれませんが。
ただ、最近のフィルムカメラの中古市場はすごく安いですからねぇ。
コンパクトはもちろん、MF一眼レフでも、この本のお値段で買えちゃうくらいです。
私も先日、LC-Aをゲットしちゃったし、今回は見送って、スピーカーの付属してるStereoのほうにしてみようかなぁと思っています。
ただ、ステレオのほうはすでに売り切れ続出の雰囲気ですけどね。
出版社から直接購入したほうが良いかもしれません。
206月
先日のα-M42マウントアダプタにL-M42のアダプタを仲介としてLマウントレンズを装着してみました。
以前、Nikonにも同様の手順で装着してみたことがありますが、それよりはフランジバックが少し短いかなぁと。
ただ、そもそもミラーのあるαでは無理がありますから、被写体まで10cmもないくらいの超近接専用になってしまいます。
ちょうど親戚から山形のさくらんぼが送られてきたので、それを被写体にズミターで撮ってみました。
トーンの柔らかさなど、ちゃんと当時のライツレンズの味が出ていますね。
絞りはF4くらいの感じで撮っています。
沈胴させるともうちょっと距離を取ることが可能ですが、ミラーと衝突する可能性も大いにあるわけで、実用性はちょっとない感じです。
ついでに、CanonのLマウント、50mm F1.8IIでも。
こちらはフィルムでも感じた通り、比較的現代的な描写かと。
こういう楽しみ方を味わうと、やっぱりNEXやマイクロフォーサーズは楽しいだろうなぁと感じます。
いつかは…とは思うのですが、反面、今はまだフィルムで楽しむのが良いかなぁとも思っています。
でも、安い出物があれば、あっさり手を出してしまうかもしれませんけどね。
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186月
一部の熱心な方を除けば、世の中はすっかりデジタル写真になってしまったこともあり、その影響を受けて、スキャナも新製品どころか、販売完了モデルが増えてきています。
そんな中、キヤノンから新しいフラットベッドスキャナ「CanoScan 9000F」が発売されるんだとか。
最大9600dpiという解像度も凄いですが、何よりニューモデルが出たことはうれしいですよね。
販売完了になると、新しいOSのサポートなどがどうしても手薄になってしまいますからねぇ。
もちろん、私も使ってるVueScanのようなソフトがあるので、なんとかなっていますけれど。
ちなみに、9600dpiについてはカタログスペックだと思っておいた方が良いでしょうね。
実際、6×9や6×12だと9600dpiでは読み取れないようですし。
ただ、精度はそこそこ高いはずで、古い機種よりはかなり進化してるんじゃないかなぁ。
フラットベッドスキャナの場合はフォーカス精度の問題もあるんですけどね。
そういう意味では、フィルムスキャンをメインにするなら、たとえ中古でもフィルムスキャナのほうが良いかも。
中古品がズラリ!【中古】 Nikon スーパーCOOLSCAN5000ED ランク:B 「心斎橋店在庫」
でもやっぱり中判のこともあるし、ウチの場合はミノルタのフィルムスキャナもあるので、この9000Fは気になる存在なのでありました。
106月
先日、ジャンクで見つけて意外と気に入ってるロシアンなフィルムコンパクト「LC-A」なんですが、その現行モデルをベースに20%サイズでキーチェーンにしちゃったものを見つけました。
LC-A+のほかにも、Lubutel166+やDiana F+、Fisheye2などがあって、
遠目で観た感じだとDianaがかわいいかも。
さらに、付属の缶は35mmフィルムが入るサイズになってるんだとか。
送料も上のお店ならメール便で大丈夫みたいですけど、面白そうな
リュックもあったし、これといっしょに注文しちゃうのも良いかも。
こちらではこういう面白そうなグッズが置いてあるお店が少ないので、通販があるのは助かりますね。
まぁ、「これ、面白いね!」で終わっちゃう一発芸のものも多いんですけどね。(^^;
096月
フィルムスキャン環境がメーカー付属ソフトからVueScanに変わったのもあって、スキャン品質がかなり向上したのは先日も書いたとおりです。
それなら、過去のネガもスキャンしなおせば、かなり良くなるのでは?というわけで、古いネガで試してみました。
Nikon F4で撮ったフィルムですが、当時はキヤノンのフラットベッドスキャナでスキャンしてるので、ソフトだけでなく、ハードにも差がありますね。
以前スキャンしたものも保存してあったので比べてみると、一目瞭然です。
以前のものは画質の悪さをコントラストだけで誤魔化してありますねぇ。
今回のスキャンはかなりラフにスキャンし、その後、Photoshop CS5でゴミ取り、色調整とNik Dfineを軽くかけた程度ですが、それでも十分すぎる差です。
同じテクニックはJPEGで撮影した写真でも使えるのでは?と、こちらも試してみました。
FUJIFILMのFinePix F60fdで撮った写真をLightroom 3で現像したものです。
そして、JPEG撮って出しがこちら。
不自然になるほどには操作していないので、差はフィルムほどではありませんが、RAWでなくても現像することで、かなりコントロールできますね。
とりわけ、ネガフィルムに関してはラチチュードが広いこともあり、16bitでスキャンした後で画像処理する価値は十分あるかと。
Adobe謹製のソフトのアップデートがこのところ目白押しですが、その活用方法の一つとしてもオススメできると思います。
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