0312月
以前に比べると、ずいぶん淘汰された感のある日本語IMですが、
そんな中、Googleから「Google 日本語入力」が登場です。
GoogleJapaneseInput posted by (C)MacBS
Windows版だけでなく、Mac版も同時に登場しているのが、
うれしいところです。
なお、Windows版は現状、32bitのみ対応ですが、Windows 7では
問題なく動作しています。
まだベータ版ということですが、通常使用には十分耐えられる品質
じゃないかと感じます。
省入力のサジェストもかなり高精度ですし。
GoogleInput posted by (C)MacBS
このIM、Google内の「20%プロジェクト」からスタートそうです。
以前いた会社でも似たようなことをやってた時期がありましたね。
モチベーションさえ高ければ、非常に斬新なものを生み出す可能性を
秘めた方法だと思います。
まだベータ版です。アプリケーション互換性問題、誤変換、未実装の機能を含め多くの改善点が残っています
Google謹製ということで、辞書はWebに持ったりするのかなぁと
思いきや、ネットを切断してあっても、ちゃんと変換できました。
また、キーカスタマイズもすでに充実していて、これだけでも
「ことえり」にとっては強敵といえるかと。
GoogleInputCustom posted by (C)MacBS
なお、MS-IMEやATOKベースでカスタマイズしたい場合は、
一旦、「カスタム」を選んで、そこから各IMの標準キーを
インポートすればOKです。
それにしても、こういうものが登場すると、専業のソフトハウスは
さらにつらい状況になりますねぇ。
個人的にはATOKにも、まだまだ頑張って進化していってほしいと
思っています。
1811月
物書堂さんの日本語IM「かわせみ」が1.0.1にバージョンアップしています。
主な修正項目は以下の通りだそうです。
・インストーラの不具合修正
・体験版でヘルプが起動しない問題を修正
・iTunesで楽曲情報操作が重くなる問題を修正
・入力モードキー2度押しで、かなキーや英数キーと同じ動作に
・英語環境でライセンスキーの登録アプリが起動しない問題を修正
・入力メニューのアイコンを改良
失礼ながら、私はATOKを使っているので、まだ体験版を使ってるのみ
なんですが、しっかり不具合も改善されていて、良いですね。
価格的にも非常に安いので、これが先にあったら、ATOKは
選ばなかっただろうなぁ。
とりあえず体験版だけでも試す価値は十分あると思いますから、
安定してきた今が導入時期かもしれませんね。
でも、ATOKも大変なので、忘れないでいてあげてください。(^^;
2610月
egbridgeの流れをくむMac用のIME「かわせみ」が登場したので、
早速、インストールしました。
かわせみ posted by (C)MacBS
といっても、私はATOK 2009を使ってるので、とりあえず試用です。
30日間はすべての機能が試用できます。
その後、ライセンスキーを入力すれば、製品版になるようです。
ちなみにこの文章も早速、かわせみで入力していますが、動作は
なかなか快適です。
あえて言えば、ATOKの予測変換とくらべると、かわせみのほうは
単語単位なので、キーボードを打つ量が増える傾向があるくらいかな。
それと、まとめて変換するよりもこまめに文節単位で変換するほうが
効率が良いあたり、ややレトロなIMな印象はあります。
ほかにもデフォルトだと、小文字がlaでは入力できず、xaでないと
いけないとか、英数キーを押すとどうしてもATOK半角になっちゃう
などの細かい点もありますが、ここはカスタマイズなどで対処できるかと。
やっぱり、お値段を考えたら、ATOKよりはずいぶんお買い得です。
ことえりではカスタマイズが弱いですから、ことえりを使っている方には、
かなりオススメ。
あと、可能かどうかはわかりませんが、iPhoneにもIMを移植
できないのかなぁ。
それが可能ならば、ずいぶん変換効率が上がりそうだなぁと思います。
059月
先曰、脆弱性の修正でWindows版のATOKがアップデートしていましたが、
Mac版もアップデートされていたのに、遅れて気づきました。
Windowsとは違い、セキュリティアップデートではなく、バグ修正が
中心の内容です。
また、Snow Leopardに完全(?)対応したみたいです。
・スタイルを継続引き継ぎした時に、文字入力でクラッシュする障害を修正
・推測候補オンで、キーの取りこぼしが発生する現象を修正
・10.6で、ヘルプが表示されない問題を修正
・10.6で、別IME切り替え時に、未確定文字列がおかしくなる問題を修正
ただ、64bitになるわけではないので、そこがちょっぴり残念かな。
ATOK2008も一応、Snow Leopardで動作するようですし。
とはいえ、Mac用のIMEは選択肢が少ないわけですし、今後も開発を
続けてもらいたいですし、次バージョンでの64bit対応に期待したいところです。
039月
Windows用のATOKに脆弱性が見つかったそうで、修正用のパッチの
配布が開始されています。
http://www.justsystems.com/jp/info/js09003.html
対象は最新のATOK 2009だけでなく、2008、2007、2006、そして
それらが付属する一太郎なども対象だそうです。
症状としては、スクリーンロックでパスワード制限をかけてあっても、
ATOKがあると、それを回避するセキュリティホールが生まれて
しまうんだとか。
意外とジャストシステム製品って、脆弱性の報告が多い気がしますが、
出来が悪いというよりもターゲットにされることが多いのかも。
ただ、しっかり修正モジュールを公開してくれますし、MS-IMEの出来が
最近はイマイチですから、ATOKには頑張ってほしいなぁと思います。
048月
発売からだいぶ経ちましたが、今さらながらMac用のIME、ATOKの
最新版、2009をインストールしました。
で、使ってみた感じは「さほど変わらない」というのが正直なところ。
少し軽くなった気もしますが、iMacの性能だと大差ないですし。
あと、ATOKはWindows版もそうですが、使いこんでいくほどにお馬鹿な変換が
増えてきたりするんですよねぇ。
それもちょうど次のバージョンが出る頃あたりに。(笑)
Mac用のIMEを開発してくれるソフトハウスも現状はジャストシステムさん以外には
ないような状態ですが、EGBridgeの復活の話もありますし、フリーのものも
出てきつつあるので、うまく競争しつつ、残っていって欲しいなぁと思います。