Mac用の仮想化ソフト「Parallels Desktop」最新版β「5 Beta」が
build 8898にアップデートされています。
以前もβ配布が開始された当初に試したのですが、それからずいぶん
改良が進んだようです。
主な改良点は以下のような感じでしょうか。
・OpenGL 2.1のサポート
・仮想マシン作成ウィザードの改良
・パフォーマンスの改善
・USBの改良
・Vista/Windows7でのAERO対応強化
個人的にうれしいのは、うちのiMac(RadeonX1600)でもAeroが
効くようになった点でしょうか。
ただし、coherenceモードにすると、やはり無効になってしまうのは
これは仕方ないでしょうねぇ。
もちろん、ベータ版なので、まだまだ問題も残っています。
古めのMacでParallels Toolのインストールに時間がかかるそうで、
確かに、うちの環境でも10分以上かかりました。
また、64bitのSnow Leopardを仮想マシンにインストールできない
とのことですが、これはまぁMacの中にMacが作れるだけでも
すごいことだと思いますので、仕方ないかも。
動作速度に関しては、うちはWindows 7のBootCamp領域で
試していますが、正直、実用にはちょっと厳しいです。
うちのiMacだと、メモリが3GBしか積めないのがボトルネックなのかも。
ちなみに、仮想マシンのメインメモリをあまり少なくしすぎると、
仮想メモリの動作もあって、すごく遅くなりますし、何故か実メモリの
消費も増加するようなので、Windows 7を使うなら、最低1GBくらいは
仮想マシンに割り当てたほうが良いと思います。
また、CPUもDualにしたほうが少しはスピードアップするように
感じました。
なお、アップデートしたとはいっても、まだまだベータ版ですから、
動作保証は全くありません。
インストール時に以前のバージョンは削除されてしまいます。
実運用にはまったく不向きですので、ご注意ください。
以前作った仮想マシンは引き継がれますが、こちらもアップデート
されるので、元のバージョンには戻れないと思ったほうが良いでしょう。
お試しになる際は十分ご注意の上、自己責任で実施されてくださいね。