• 223月

    先日までお借りしていたKENWOODのK-521の返却期日が近づいて
    今日、宅急便さんが持って帰ってくれました。
    正直言って、それほど期待していなかったのに予想外の活躍をしてくれて、
    帰っていくのが寂しいと思うとは思っても見ませんでした。

    すっかりパソコン横で音楽を鳴らすスタイルが定着しましたから、
    ここは以前使っていたPanasonicのミニコンポに復活してもらいました。
    しかし、問題は音質的な落差…。
    予想はしていましたが、音のバランスがかなりすごいことに。
    リモコンが見当たらないので、コンポ側で調整ができないというのも
    それに輪をかけているんですよねぇ。

    ということで、iPodでの再生は保留にして、iMacのiTunesで
    イコライザ調整してみることにしました。
    さらに、スピーカーも最近使ってなかったオーラトーンに。

    耳で軽く調整しただけでもずいぶんマシになりました。
    どうも元のスピーカーがスーパーウーファー付きのバイアンプ構成に
    なっていてローカットがかかってる(?)関係とドンシャリ系の
    イコライジングのあわせ技で、かなりすごい調整になりました。
    さらにK-521でも使ったMacのスペアナソフト「iSpectrum」と
    ピンクノイズでさらに調整を詰めてみました。

    周波数特性も参考になりましたけど、ピンクノイズそのものがピークや
    ディップをすごく顕にしてくれますね。
    はるか昔、サンスイとかテクニクスから出ていたグライコに憧れていた
    ことがありましたが、今は気軽にパソコンでできるのですから、
    良い時代になったものです。

    スピーカーが良くなった分、K-521にもそう大きくは劣らない感じに
    仕上がりました。
    できればiPodで再生したいし、新しい機材も欲しいところではありますが、
    しばらくは手持ちの機器をチューニングするのを楽しんでみようかな。


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    Filed under: Audio
    2010/03/22 9:07 pm | ミニコンポを戻した日 はコメントを受け付けていません
  • 093月

    先日からケンウッドのK-521をお借りしていて、パソコン周りの
    デスクトップオーディオ環境が非常に充実しています。
    これまではTIMEDOMAIN miniをiMacにつないで使っていたんですが、
    iPodとK-521のコンビが、ここまで良い音で鳴ってくれるとは正直、
    思ってもみませんでした。


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    もうしばらくはお借りしていられるのですが、3月末にはこの環境も
    なくなってしまいます。
    そうするとタイムドメインに逆戻りなんですが、正直、音質面で
    勝てないんですよねぇ。

    先日、ケーブルを交換して、かなり向上を図ったんですが、やはり
    内蔵アンプの質が限界かと。
    そこで、手軽なデジタルアンプで強化できないかと考えています。
    どうもこのジャンルを「デスクトップアンプ」と呼んだり、「T-Amp」と
    分類したりするようですね。
    「TA2024」というチップを使ったものが有名みたいです。


    「あのT-アンプ」がDAYTONから登場!【Dayton DTA-1 T-アンプ】

    お値段はおもちゃみたいな価格ですから、どこまで期待できるのかは
    わかりませんが、電池駆動もできるというのははるか昔に作った
    エレキットのやつを思い出して懐かしいです。

    これと同じようなものを部品調達してタイムドメインに組み込んでも
    良いわけですね。
    部品と回路図が気軽に調達できれば、やってみたいけどなぁ。

    TOPPINGというのも同じチップで、こちらはオークションなどでも
    ちらほら見かけるようです。


    tripath(トライパス社)TA2024を採用した15W+15WのPWM方式デジタルパワーアンプ。PCの音源でも充…

    気に入ったのなら素直にK-521を導入すれば良いのですが、そこは
    やっぱりオーディオ好きですから、いろいろと組み合わせたり、
    いじったりを楽しみたいんですよね。

    まずはK-521をとことん楽しんで、去っていった穴を手持ちの機材で
    どこまでカバーできるかを試しつつ、デスクトップアンプのことを
    もう少し研究してみようかな。

    Filed under: Audio
    2010/03/09 9:33 pm | デスクトップアンプ、検討 はコメントを受け付けていません
  • 073月

    少し前からKENWOODのミニコンポ「K-521」をみんぽすさんから
    お借りしているのですが、気軽に音楽を楽しむ上でiPodというのは
    アウトドアだけでなくインドアでも快適だなぁと感じています。


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    K-521の音質が期待以上だったというのもありますが、選曲の気楽さとか
    プレイリストで雰囲気を変えたりと、まさに自分用放送局みたいな
    感覚なんですよね。
    K-521が帰っていった後もぜひこの感覚を楽しみたいなぁと思い始めています。

    「だったら、K-521を買えば良いじゃん」という声も聞こえてきそうですが、
    すでにオーディオ機器は揃っていますしねぇ。
    まずはDockからRCA出力できる高音質なケーブルを探してみましたが、
    これが意外とないんですね。
    モンスターケーブルなどでもミニプラグだったり…。
    価格的にもあまり出すようなら、ONKYOのND-S1のほうが良いのかも。

    B002MW7J8U ONKYO iPod Dock搭載デジタルメディアトランスポート ND-S1(S) /シルバー
    オンキヨー 2009-09-19

    by G-Tools

    まぁ現実的には充電と並行して使えるクレードルかなぁ。

    B002ZJXQ96 Brighton CRADLE for iPod 黒 BI-CRADLE/BK
    ブライトンネット 2009-12-08

    by G-Tools

    まずはアナログ接続から試しつつ、いろいろ実験しながらiPodでの
    オーディオ環境を考えてみたいと思います。

    Filed under: Mac
    2010/03/07 7:57 pm | 6 Comments
  • 033月

    みんぽすさんからお借りしたケンウッドのミニコンポ「K-521」ですが、
    かなり使い慣れてきたので、各音源で音質の比較をやってみました。

    10825-604-158385

    いろんな曲で試しましたが、リファレンスとしては奥華子さんの「恋手紙」から
    「三度目の冬」を使用しました。

    恋手紙 恋手紙
    奥華子

    by G-Tools

    まずは内蔵のCDからですが、セッティング当初にくらべると音の粒立ちが
    安定してきました。
    ドライブのエージングが少し進んだのかもしれません。
    高域の解像感が高く、情報量が多いのは、やはり非圧縮音源の良さを感じます。

    ただ、その分、録音の質に左右される面があり、ロックぽい曲ではブーミーに
    なったり、うるさく感じることもありました。
    CDに限った話ではありませんが、ピアノやバイオリンなど、アコースティックな
    音源に向いている傾向があるような気がします。

    次にわが家でのK-521での使用頻度がいちばん多いiPodです。
    CDとくらべると、情報量はやはり減ります。
    特に高域については、高音のトゲだけが残った感じがあります。

    そのあたりで、Supreme EXの効き方がCDとはちょっと異なる印象なのは
    音源自体の情報量の問題なのか、それともiPodに合わせて個別チューニング
    されているからなのかはちょっとわかりませんが、外部デジタル入力よりも
    CDに近い雰囲気になっている印象でした。
    特に、残響や付随音など、圧縮によって欠落しがちな部分もしっかり表現されて
    いるのは、このあたりのチューニングの良さなのかもしれません。

    USBメモリにSONYのPCM-M10を接続するのも試してみました。
    基本的にはiPodと同じ傾向ですが、音のリアルタイム感がiPodよりちょっとだけ
    良いかもしれません。
    ただ、フォーマットがMP3/WMA/AACなど、非可逆圧縮形式に限定されるので、
    せっかくのPCM-M10の良さは生かせない部分があります。
    できれば、FLACやWAV,AIFFにも対応してほしいところです。

    そして、iMacに接続したUSBオーディオからは光デジタルでつないでいます。
    iTunesからの再生では、音が少し整理された感じで、良くも悪くもiTunesの音に
    なっています。
    同じUSBオーディオでもCDやFLACなどだと、格段に音質が向上します。
    これなら、K-521の内蔵CDを軽く超えている印象です。
    低音のしっかりした伸びが透明感につながっていますし、ボーカルが少し鼻に
    かかっているところなど、細かいところまでしっかり聴き取れました。

    これらを総合すると、気軽さならiPod、音質を追求するなら外部入力でCDや
    USBオーディオといったところだと思います。
    音質と気軽さを両立させるには、ぜひともWAV/AIFF対応を期待したいですね。

    なお、参考までにピンクノイズをUSBオーディオ経由でK-521で再生し、
    それをマイクで拾って、Mac用のスペクトラムアナライザ「iSpectrum」で
    表示させてみた結果を掲載しておきます。

    ホワイトノイズではないので、高域に向かってまっすぐ下がっているのは
    そもそもの特性です。
    極端なディップやピークもなく、非常に素直な特性でビックリしました。
    イコライジングは先日載せた設定のままですが、これも有効に働いているのかも
    しれませんが、特性的に見てもなかなか優秀だと確認できました。

    BASS : -2 / 100Hz
    MID : +2 / 2kHz
    TREBLE : +1 / 10kHz
    D-BASS : Off
    CONEQ : MODE 1
    Supreme EX : On

    正直、それほど大きな期待はしていなかったのですが、実際に使ってみると
    素直に音楽を楽しめる素晴らしいコンポです。
    このコンポがやって来てから音楽を聴く時間がぐっと増えたというのが、
    どんなレビューよりもこの製品の魅力を象徴しているといえるのかもしれません。


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    10825-604-158385
    Filed under: Mono Fellows
    2010/03/03 3:51 pm | KENWOOD K-521 音源比較編 はコメントを受け付けていません
  • 282月

    みんぽすさんからお借りしたケンウッドのミニコンポ「K-521」が
    到着したので、早速セッティングしてみました。

    10825-604-157799

    コンポはCD/ラジオ/アンプのコンポ部分と左右スピーカーの3ピース構成
    となっています。
    コンポはかなり軽量で、外付けHDDを大型にしたような感覚です。

    しかし、前から見た印象はなかなか立派なもので、特に上面の青色LEDを
    伴ったタッチパネルはかなり高級感があって良い感じです。
    ボリュームノブも青色の照明がされており、高級感とまではいかないものの、
    操作フィーリングは適度な重量感があり、なかなか上々です。

    ケーブルの接続は付属品だけなら、スピーカーケーブル2本だけ。
    なお、ACケーブルは直付けになっています。
    そして、この機種の特徴でもあるiPodドックは上面にあるので、
    ここに手持ちのiPod Classicを接続してみました。

    ドック部分の蓋や装着部はプラスティックで、ちょっと強度が不安です。
    音質面でも、もうちょっとがっちりしてあったほうが良いかなぁ。
    iPodの操作は再生、ストップ、前後選曲以外はiPod本体で操作することに
    なりますから、直接操作する時にやや操作しづらいかも。

    あと、正式には対応機器に入っていないiPhoneも接続してみました。

    「このアクセサリはiPhoneでは使用できません」と表示されますが、
    機内モードに切り替えると、普通に使えました。
    また、機内モードにしなくても、自分でiPodを起動すれば一応再生や
    コントロールはできているようです。
    もちろん、保証外になると思いますし、音質ではやはりiPod Classicが
    有利な印象でしたので、積極的にはオススメできないかと思います。

    音質面では、不思議なことに、CDよりiPodのほうがなぜか優位な印象です。
    CDだと音のバランスがどうも散漫な感じになるようです。
    おそらくトランスポート部分のコストが抑えられている影響が出ているのでは
    ないかという気がします。

    逆にiPodでは、この機種の特徴であるデジタル伝送処理能力の高さが
    音質面で優位に働いている印象です。
    素直だがクセが少なく、オーディオ的な楽しさもほどよくブレンドされていて
    価格とiPod音源から想像すると、良い意味で期待を裏切るクォリティーに
    仕上がっています。

    TIMEDOMAIN miniと比較してみると、バイオリンやボーカルの厚みは
    タイムドメインのほうが説得力がありますが、K-521のほうが帯域が広く、
    低域、高域の抜けがワンランク違います。
    誤解を恐れずにいえば、タイムドメインはPC用ハイエンド、
    K-521はエントリーオーディオという感じなのかもしれません。

    K-521には音質コントロールのパラメータもかなりいろいろ用意されています。
    BASS/MID/TREBLEの3バンドイコライザに、重低音のD-BASS、
    音響パワー補正技術のCONEQ、そして高域補償のSupreme EXがあり、
    使いこなせば、かなり音質を好みのものに追い込めると思います。

    そもそもデフォルトのバランスがなかなか良く素直ですし、リモコンから
    すべての操作ができますので、リスニングポイントでのんびりちょっとずつ
    調整していくのが良いでしょう。

    私は現状、以下のような設定にしています。

    BASS : -2 / 100Hz
    MID : +2 / 2kHz
    TREBLE : +1 / 10kHz
    D-BASS : Off
    CONEQ : MODE 1
    Supreme EX : On

    Supreme EXがいちばん違いがわかりづらいですが、オンのほうが少し
    がさついた感じが減るような印象です。
    例えるなら、綿と絹の違いのような感じかな。

    CONEQは付属スピーカーに合わせた音響補正がプリセットされていて、
    基本的には以下のような内容です。

    MODE 1 : 標準的な部屋
    MODE 2 : 響きにくい部屋
    MODE 3 : 良く響く部屋

    実際に比較試聴してみると、「MODE 3」は すこし中抜けな感じで、
    中音が薄く、セパレーションが強調されている感じです。
    「MODE 2」は厚みやボリューム感が強調されますが、一聴した時のHi-Fi感は
    いちばんあるかもしれません。
    「MODE 1」はフラット志向で、TONEで追い込んでいくなら、これを
    ベースにするのが良いような気がしました。

    まだエージングも進んでいませんが、以前愛用していた同じケンウッドの
    VH7PCと比べると、格段に高品質になっています。
    いわゆるドンシャリ傾向が少なく、シンプルながら丁寧に作られています。

    VH7PCにあったUSBオーディオ機能も欲しい気がしますが、そこは
    USBオーディオとデジタル接続すれば解決できますしね。
    光デジタル入力がありますので、うちではONKYOのSE-U55Xと
    接続しました。

    そうした飾り的なカタログスペックを抑え、ミニマムベストな製品に
    仕上がっているのが好感が持てます。
    オーディオ好きでも納得できる製品だと感じました。


    【送料無料】ケンウッドKENWOOD iPod Dock搭載オーディオシステムK-521-B

    10825-604-157799
    Filed under: Mono Fellows
    2010/02/28 5:43 pm | KENWOOD K-521 セッティング編 はコメントを受け付けていません
  • 262月

    キヤノンのタッチパネル搭載コンパクト「IXY 10S」が店頭に並んでいたので、
    ちらっと触ってきました。

    B0037NX65S Canon デジタルカメラ IXY 10S ピンク IXY10S(PK)
    キヤノン 2010-02-19

    by G-Tools

    まず目を惹くのは背面全体を占めるタッチパネルです。
    背面には一切ボタンがなく、物理的なボタンは上面に配置されています。
    ちなみに、物理的なボタンは電源、再生切替、シャッター、ズームといった
    感じです。

    画面上には、かなり大きなアイコンが表示されていますが、ワイド液晶に
    なっているので、プレビュー画面を大きく妨げることはありません。
    ただ、かなり大きいわりにはシンプルな一色のデザインで、
    見栄えの点ではどうかなぁ。
    視認性は高いのですが、なんとなく「かんたんケータイ」みたいな
    印象を個人的には受けました。

    タッチへの反応もiPhoneとくらべると、ややモッサりした感じです。
    これは愛志せずちょっとだけ触れてしまうようなケースを認識しないように
    するためかと思いますが。
    ただ、アイコン表示のアニメーションもややモッサりしてますし、
    アイコンの多色化も含め、処理系の速度の問題も多少あるのかもしれません。

    タッチパネルでの操作自体は大きなアイコンのおかげで、片手でも
    ほぼ確実におこなえました。
    ただ、再生切替に物理ボタンが用意されている関係からか、再生モードへは
    タッチパネルから移行出来ません。
    上面の再生ボタンはかなり小さいですし、撮った写真をパッと見たい
    というニーズが多い機種だと思うので、これはファームウェアの更新などで
    対応できないかなぁ。

    あと、ボタンの配置については、上面だけでなく、側面や前面も積極的に
    活かしても良いのではないかなぁと。
    再生時にカメラの左右を軽く叩くと画像が切り替わるギミックを搭載
    してありますが、側面にボタンを設けた方が確実な操作ができる気もしますし。
    ただ、逆に撮影時なら、叩く動作のほうが便利かもしれませんね。
    ここにカスタムで機能を割り当てられたら良いなぁと感じました。

    現時点では「とりあえずタッチパネルにしてみました」という印象で、
    それを活用する部分がまだ弱い気がします。
    まだまだタッチパネルのI/Fがようやく整ってきたという段階なのかも。

    今後はこれをもっと積極的に活用する部分がほしいところです。
    やはりそれにはレタッチ機能じゃないかなぁと。
    このカメラに装備されているジオラマのようなフィルタも、撮影後に
    タッチパネルで適用範囲や強さなどを編集できれば、パソコンなしでの
    加工ができるわけで、大きな液晶とあいまって積極的に活かせるのでは
    ないかと思います。

    それと、これはいつも書いてしまいますが、これだけ高機能になってくると
    そろそろデジカメにもOSという存在が必要になってくるのではないかと。

    今のiPhoneはカメラ性能の面で所詮はオマケ程度のものですから、
    直接の対決相手にはなりませんが、タッチパネルの生かし方や
    豊富なアプリでの編集機能を考えると、将来、Appleからこれを活かした
    新しいタイプのデジカメやデジカメ機能付きiPod touchがもし現れたら、
    実質、OSのないカメラたちは機能面のアピールでは苦戦する立場に
    追いやられるのではないか、という気がしています。

    iPhoneカメラライフ iPhoneカメラライフ

    by G-Tools

    Filed under: DigitalPhoto
    2010/02/26 11:20 am | IXY 10S、触ってきました はコメントを受け付けていません