今までHDRには興味があったものの、Photoshopでの合成は面倒かなぁと
思っていたのですが、「Photomatix Pro 3.0」というソフトで手軽にできるのを
知り、早速、試してみました。
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Webサイトに体験版があったので、これをダウンロードしてきます。
WindowsとMac用が用意されていて、なかなか親切です。
起動すると、チュートリアル的なワークフローショートカットがあり、これを
上から実行していけば、ほんとに簡単にHDRが試せます。
とはいえ、まずはブラケットで3枚程度の段階露出した画像が必要です。
私はとりあえず、±2EVで3枚撮って試しました。
RAWなら、1枚でもHDR化は可能ですが、ワークフローからはできず、
HDR効果も薄まるので、やっぱり3枚程度はあったほうが良いでしょう。
写真は少しくらいのズレは補正してくれます。
位置だけでなく、回転もしてくれますが、回転調整をオンにすると、若干、
処理時間が延びます。
といっても、3枚で1分弱ですから、それほど大変ではありませんけどね。
回転させないと20秒程度で合成が完了します。
この段階ではまだざっくりとした露出になっているので、「トーンマッピング」で
調子を整えます。
大きく「細部強調」と「トーン圧縮」の2つの方法があります。
個人的には、細部強調のほうがHDRらしい絵になる気がしましたが、被写体や
光線の条件で違ってくるかもしれません。
パラメータは結構いっぱいありますが、いじっていれば大体わかると思います。
ともあれ、実際に合成した写真をみてもらいましょう。
実画像サイズ |
640 x 431 ( 40 kB ) |
Exif 情報 |
モデル名 |
SONY DSLR-A700 |
ISO 感度 / 露出補正値 |
1600 / - |
露出時間/絞り |
1/10 秒 / F 3.5 |
焦点距離 (35mm 換算) |
50.0 mm (データなし) |
全 Exif 情報表示… |
思いつきで試したので、相当いい加減な被写体で、すみません。
あまりHDRらしくないですが、これだけ自然に仕上がるのは、むしろうれしいかも。
ちなみに、上の写真はSONY α700で撮ったRAWで合成しました。
対応しているRAWフォーマットは調べていませんが、かなり広範囲に対応している
のではないかと思います。
比較として、0EVで撮ったRAWを普通に現像した写真を載せておきます。
実画像サイズ |
640 x 433 ( 61 kB ) |
Exif 情報 |
モデル名 |
DSLR-A700 |
ISO 感度 / 露出補正値 |
1600 / 0.0 |
露出時間/絞り |
1/45 秒 / F 3.5 |
露出補正値 |
0.0 |
焦点距離 (35mm 換算) |
50.0 mm (75 mm) |
全 Exif 情報表示… |
これでもJPEG撮って出しよりは、だいぶマシになっているんです。
HDRを見た後だと、「え?こんなもんだっけ?」という印象ですよね。
思った以上に使えそうなソフトで、かなり気に入りました。
まだしばらく使えるので、ブラケットで色々撮ってみようかなぁ。
位置合わせがあるから、三脚もなくて大丈夫というのが、ポイント高いです。
せっかくの効果を出すなら、RAWで撮ったほうが良さそうです。
メモリカードが先日から不調なので、ここはUDMA対応の大容量のものがあると
良いかもしれません。
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