機械式時計は巻き上げとか精度の問題など、気にしなければいけないことも多く、その点ではクォーツが気楽なのですが、どのクォーツもステップ運針なのがイマイチ面白みに欠けるなと感じています。
ステップ運針というのは1秒ごとに秒針が動くもので、普通にクォーツしか使ってない方からすれば当たり前かもしれません。
機械式時計は基本的にスイープ運針でして、1病を何ステップかに刻んで細かく動いていきます。
このほうがなんとなくアナログらしいし、見ていてなんとなく落ち着くんですよね。
そこで調べてみると、国産ではグランドセイコーのクォーツの一部がスプリング・ドライブというのを採用していて、機械式時計と同じくぜんまいを動力源にしてこれで発電した電力でクォーツ駆動しているとのこと。
キネティックにもやや近いですけど、もっと機械式寄りのようですね。
そもそもクォーツだからステップ運針じゃなきゃダメということはなくて、むしろ細かいステップで動かせるはずです。
それでもやらないのはどうやらバッテリー消費を抑える目的もあるようです。
そんな中、見つけたのがBULOVAのPRECISIONISTです。
この時計は完全なクォーツですが、16ステップ/秒で刻むそうです。
しかも中身はCITIZEN製ムーブメントで、年差も±10秒とも言われていて、しかも結構安い(グランドセイコーと比べれば)と。
ただ公式には国内発売されておらず、並行輸入品のみですから新品購入でも保証は受けられません。
俄然、プレシジョニストが気になっていますが、やっぱり並行輸入のみというのがネックかな。
素直にシチズンからスイープ運針のモデルが出てくれれば有り難いのですが、出ても高級モデルでしょうね…。
ちなみにBULOVA自体がCITIZENの傘下に今はあるようです。