調子に乗って緩急針調整でおかしくなった腕時計も出てきたりしていて、小さい頃に祖父の家の柱時計などを片っ端から修理する壊していた頃と変わってないなと思い始めた今日この頃ですが、それでも懲りずにオメガの手巻き式にまで手を出してみました。
今回のターゲットはレディースの手巻き式のDe Villeで、裏蓋すら開けずに使ってきましたが、日差が大体数分の遅れだったので、さすがに調整したほうが良いかなと。
思った以上に小さくて精密なムーブメントに多少たじろぎましたが、緩急針自体は突きやすい構造で、そこがなんとなく国産モデルとは考え方も違うのかな、と感じる部分でもあります。
このDe Villeは秒針もない2針ですから、調整にはこれまでのような勘ではなく、先日紹介した「びぶ朗」を頼りに調整しました。
多少の片振りがありましたが、そもそも秒針がないので数秒単位で追い込む必要はないですし、日差±1分くらいになれば十分かなと。
実際、調整後、数日動かしてみたところ、2日で1分遅れる程度になりました。
調整後は紗羅も使い勝手が向上したようで、身につけてくれる頻度が上がったみたいで良かったです。
調整自体はやってて楽しいですが、なにぶん故障の恐怖も伴いますので、実施時はあくまでも自己責任でよろしくお願いします。